素人投資家の株日記 2007年06月素人投資家の株日記
素人投資家の株日記
投資歴は20年以上、株式投資だけで生活しています
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素人投資家の株日記
6月29日 金曜日
本日の日経平均は、前日比206円高の18138円となりました。
米国株は5ドル安。外国証券経由の売買動向は460万株の小幅買い越し。金額でも小幅買い越し。
寄り付きは少し高く始まり、その後は右肩上がり。高値水準で終えることになりました。

米国株について
FOMCの声明がありました。市場予想通りに政策金利の据え置きが決定。その後、買い安心感が広がり株価は50ドルほど上昇することになります。ところが、低下の傾向にあった長期金利が5.1%を超える上昇になったことに加え、同じく下落傾向にあった原油価格も急騰していたこと。更に25日線に接触していたことから、売りのチャンスを狙っていた投資家の的となり、買い安心感で買い進まれた50ドルは帳消しとなりました。
前日比70ドル高ほどあったものが急落し、前日比変わらずの水準となります。しかし、そこは逆に押し目チャンスと考える投資家が買い向かい、今度は急騰、あっと間の70ドル高です。その後は揉み合いながら下落し、結局5ドル安になりました。

重要イベント通過後の上昇を帳消しにした懸念材料について考えてみます。
インフレやサブプライムローン問題という懸念もありますが、これらはFOMCの発表以前から抱えている問題であり、本日の相場に限っていえば深く考える必要はないと思います。「引き続きインフレとサブプライムローン問題に注視する」程度で良いのではないでしょうか。
金利の上昇について
5.1%を超える上昇になっていましたが、現在は5.08%で低下傾向にあります。株価には好感されるはずです。
原油価格について
70ドルを超える上昇が続いており、株価へはマイナスとなります。
これらのことより、目先で大きな影響を与えそうな材料は原油価格の上昇ということになります。70ドルは上値抵抗として機能しているだけに、そこを突破する水準が続くようですと一段高になりかねません。今後も価格の上昇が続くようであれば、間違いなく株価にとって悪材料になる為に注意が必要だと思います。但し、直近安値をつけた13259ドル(現在の株価より163ドルの下落)に結びつくほどの影響はないと思われます。

チャートで米国株をみてみます
70ドルほどの上昇から5ドル安になっていることから、直近で起こった「2日間続けて、上ヒゲの長い陰線」のように後味の悪い展開と思えてしまいますが、前回同様に環境は好転しつつあるように感じられます。前回の「2日続けて、上ヒゲの長い陰線」出現時、その先を考える内容を日記に書いておりました。
6月27日の株日記参照 http://3masa.blog76.fc2.com/blog-date-20070627.html
結果は、ダブルボトム(ダブルボトムは、後の上昇を見てから判断されるものであり、現時点ではハッキリと決め付ける訳にはいきません。およその話であるとご理解下さいませ。)を形成後に大きな上昇につながりました。このダブルボトムの可能性についても株日記でお伝えしておりました。
6月25日の株日記参照 http://3masa.blog76.fc2.com/blog-date-20070625.html

このような流れで進んでおりますので、今は相場環境をチャートが映し出していると考え、チャートにウエイトを置いて判断することが好ましいのではないかと思っております。
その考えを本日の5ドル安に当てはめてみますと、70ドル高になったところは25日線、到達初日は売り込まれることが少なくない為、本日に限って言えば弱い相場だと判断することはできません。加えて70ドル高から売り込まれたとはいえ、前日の高値水準で終えております。これらのことから、弱いというよりも底堅いと感じられるのではないでしょうか。言い換えますと、先日からお伝えしておりますように「買い意欲の強い」状態であると思えるのです。

注意点
上記したことは目先の動向を考えているものであり、本格的な上昇トレンドへ向かうと判断したものではありません。重要イベント通過後の上昇を押さえ込まれたこと、加えて25日線接触により売り込まれたことは事実です。
楽観視することはできません。

まるで米国株に投資するかのような株日記になりましたが、今は米国株をしっかりと見ておくべきだと考えておりますので、このような長文となりました。

日本株について
急騰して気分の良いところではありますが、こんな時こそ冷静に対処することが大切だと考えています。


素人投資家の株日記
6月28日 木曜日
本日の日経平均は、前日比82円高の17932円となりました。
米国株は90ドル高。外国証券経由の売買動向は1230万株の売り越し。金額では小幅買い越し。
FOMCを控えて、1日の値幅は60円ほどに留まる様子見ムードの強い展開となりました。

米国株は90ドル高となりましたが、昨日お伝えしておりました通りの展開であり、とくに注視する部分はありません。午前中は前日比を下回る水準で推移しておりましたが、後場に入り右肩上がりの展開となりました。きっかけは財務長官による「金融システムは健全である」というコメントだったようですが、市場関係者の間では周知されていたことであり、材料とはみられていなかったようです。コメントがきっかけとなりましたが、昨日の株日記でお伝えしておりましたように、買い意欲の強い展開になっているのだと思います。
FOMC待ちの相場です。

円高方向へ進んでいることには全く問題がありません。
124円台は行き過ぎともいえる水準であり、適正な水準に戻りつつあると考えれば良いと思います。あまり行き過ぎますと、株価と同じように一気に円高へ進んだ場合のパニックを警戒せねばなりません。加えて、主要企業のレートは114円台であり、更に円高方向へ進んだとしても全く問題はないと思います。円高は輸出関連にマイナスの影響となりますが、上記しましたように、行き過ぎない水準に進んでいるだけの事であり、これが理由で下げている銘柄をお持ちの場合は、慌てて売る必要はないと思います。

日本株について
寄り付き前に発表された鉱工業生産動向は、市場予想を大きく下回るものでしたが、米国株高を受けて終始強い展開となりました。売買代金2兆3800億円という薄商いからも分りますように、積極的な売買は見送られることになりましたが、FOMCを前にしていれば当然の事であったと思います。
終値が25日線の抵抗を超えている為に良い印象を受けますが、売買代金の水準から考えますと、下げ止まることが精一杯だと思えます。仮に上昇したとしても、売買代金が伴ってこそ本格的な上昇トレンドに向かうものであり、薄商いは一過性に終わることが多いので注意が必要です。
しかし、高値警戒や下値警戒だけで薄商いになっているのではなく、指数の発表や材料を前にして動けなくなっている薄商いの場合は、指数や材料が出尽くした時点で大商いになることが少なくありません。よって、ここ最近の薄商いでは株価の強い上昇トレンドは望めませんが、問題視する必要も全くありません。3兆円を超える売買代金になることは時間の問題だと思います。
日本株もFOMC待ちの相場です。

寄り付き前では外国人投資家の売りが目立っておりますが、外国人投資家は7週連続で買い越しています。
心配する必要はありません。


素人投資家の株日記
6月27日 水曜日
本日の日経平均は、前日比216円安の17849円となりました。
米国株は14ドル安。外国証券経由の売買動向は1130万株の売り越し。金額でも売り越し。
米国株は前日に続いて、100ドル以上の上昇になりながらも終値でマイナスとなる展開。この流れを警戒した値動きとなりました。寄り付き間もなく100円安となり、前場はこの水準で揉み合いながら終えました。後場に入り一段安。更に100円ほどの下落となり、後場もこの水準のままで終えることになりました。

昨日に続きまして、米国株を考えてみます。
2日間続けて100ドル以上の上昇になりながらも、終値で下落することになりました。上ヒゲの長い陰線で、このローソク足は下げの勢いが強いことを意味します。このローソク足が2日間続けて出現していますので、普通に考えれば目先は下落基調の雰囲気が強くなります。更に悪く考えた場合は、先日の株日記でお伝えさせていただきました「目先の下値抵抗線」に2日間続けて接触、加えて大きく上昇した後の売り圧力によっての接触である為、そろそろ持ちこたえる事ができなくなり、下抜けていくのではないかとも思えます。

ローソク足だけで判断すればこのようになるのですが、ローソク足に「なぜそうなったのか」という理由を考えますと、少し違った見方もできます。
初日は、景気を左右しかねない中古住宅販売件数が注目されましたが、低水準ながらも悪影響にはなりませんでした。その後、金利の低下や原油価格の下落が好感されて、130ドルほどの上昇になりました。ところが、下落基調になっていた原油価格が急騰し、これが引き金となって売りが優勢となりました。
2日目は、同じく注目された一戸建て新築販売件数の発表があり、こちらも悪影響にはなりませんでした。加えて、金利と原油価格が落ち着いていたことから買い進まれることになります。しかし、今度はFOMCを前にしていることから伸び悩む展開。上昇後の買い手不在の中、住宅ローン関連の運用悪化に伴うヘッジファンドの巨額損失が不安を誘い、売りが優勢となりました。
このように見ますと、初日の問題は解決しながらも2日目に新たな問題が浮上していることが分ります。この動きをチャートに置き換えますと、「問題を解決するごとに上昇しようとしている」と考えられるのではないでしょうか。要するに、売り圧力の強さではなく、買い意欲が強い2日間であったと思えるのです。このように考えた場合、2日間で起こった懸念材料が克服されるなら、3日目は上昇するということになります。(但しFOMCを控えている為、上昇するとはいえません。「流れ」としてご理解下さいませ。)
懸念材料その① 金利は大きく低下しており5.1%を割り込んでおります。
懸念材料その② 原油価格も大きく下落しており67ドル前半。
懸念材料その③ ヘッジファンドの巨額損失。
これは悪材料ではありますが、米国経済を揺るがすものではなく下落の理由付けにされたと私は考えています。よって、現時点においては不安視しておりません。
この3つがクリアされていることから、上昇しようとする力は更に大きくなっていると考えられるのではないでしょうか。
米国経済を揺るがしかねない住宅問題(サブプライムローン問題)は、金利上昇によって返済不能に陥ることが懸念されている問題です。金利の低下は、これらの問題を大きく改善する事にもつながる為、直近の下げ基調は好材料になるはずです。加えて、資金を借り入れて行われるM&Aにも好影響となります。
これらを複合的に考えますと、上記しましたように「買い意欲の強さ」を感じることができるのです。
目先で注視しなければいけないのはFOMCだけとなりました。当然ですが、悪材料はいつどこでどのような形で沸いて出てくるものか予想がつきません。よって、下値抵抗を下抜けるかもしれないという警戒感を持ったまま慎重に取り組むことが大切です。想定しておかなければいけない下落幅などは、昨日と同じで変更なしです。昨日の株日記を参照下さいませ。

日本株について考えてみます。
こちらは、昨日にお伝えさせてもらっていた通りの展開になっている為、200円を超える急落になっていますが、全く不安視する必要はありません。想定範囲内です。2日分の窓を埋めることになり、買い付けを狙う投資家にすれば、楽しめる水準になってきたといえます。

この「買い付けを狙う」について
投資家の多くが目先の上値を2月末の高値18300円付近だと考えています。ならば、18200円や18100円程度では上値余地がほとんどありません。この状況で買い付けたいと考える投資家は少ないのではないでしょうか。その後、下落を続けて本日、17850円となりました。上値余地は450円に増えました。どうでしょうか、狙う投資家からすれば面白味のある水準になってきたのではないでしょうか。
これが投資家心理から判断した、売り時と買い時です。株日記では、つい先日まで「今の水準で買い付ける事は急落時に買い付けるよりも怖い」「誰がどのような強気コメントを出されていようとも、踊らされてはいけない」とお伝えし続けておりました。結果、株価はこのようになりました。当然ですが、個別銘柄によって全く違う動きになることはご理解下さいませ。

結果は、このようになりましたが、「今の時点では正解といえる」ものであります。今後も株価が大きく下落へ進み続けた場合は、今までの考え方はフライングであったことになります。最終的な結果は、株価が上昇トレンドになった時点で分かることになります。但し、どのような結果になろうとも、上記しました「投資家心理」を考えながら進めることは大切になりますので、頭の片隅において下されば役立つことが多いと思います。


素人投資家の株日記
6月26日 火曜日
本日の日経平均は、前日比21円安の18066円となりました。
米国株は8ドル安。外国証券経由の売買動向は1150万株の売り越し。金額でも売り越し。

米国株が一時130ドルの上昇になっていたにも関わらず、終値で8円安となったことが警戒されました。寄り付き後は一気に急落、18000円に向かう展開となりました。しかし、この水準は3日間の窓を空けた1日分を埋めることになるうえ、18000円という心理的な節目になることから、強い押し目買いが入る事になりました。

米国において、中古住宅販売件数の発表がありました。低水準ではありましたが、株価への大きな影響はありませんでした。その後、金利が低下したことや原油価格が下落していたことから、見送りムードが続いていた状況から一変、130ドルの上昇に向かいました。しかし、下落していた原油価格が大きく上昇したことを受けて、警戒感が強まり売りが優勢となりました。130ドル高から60ドル安まで下落した後は買い戻されましたが、値動きの荒い展開となりました。

現在、金利および原油価格に大きな変化はみられません。金利は5.09%、原油価格は68ドル後半。問題のない範囲だと思われます。引き続き住宅市場への懸念は残るままとなりますが、昨日の動きだけから判断すれば、下落していた原油価格の急上昇がパニック的な売りにつながっていたと考えられますので、このまま原油価格に大きな変化がなければ更に売り込まれる悪材料はありません。但し、本日は新築一戸建て販売件数の発表があります。こちらも中古住宅販売件数と同様に注目されており、内容によっては株価が大きく動く可能性があるといえるでしょう。

米国株をチャートで考えてみます
昨日お伝えしておりましたように、安値ではダブルボトムに限りなく近い水準まで下げることになりました。但し、終値で13350ドルとなりましたので、終値で到達すると考えればあと80ドル下落することになります。これくらいのことを想定し、余裕の気持ちで構えておけば良いと思います。ダブルボトムを形成する水準で反発すれば良し。更に下げれば抵抗線の下抜けとなり、次の抵抗は13050ドル付近です。現在の株価13350ドルから考えて300ドル安、2.3%程度の下落なら十分にありえると思います。こちらに関しても、「そうなるかもしれない」という気持ちで構えておけば良いと思います。言い換えますと、それくらい大きな影響を及ぼす材料が目先に控えているという意味になります。

日経平均をチャートで考えてみます
15日高値18007円99銭、本日安値18008円60銭。細かいことですが、空いた窓は埋めたと考えます。(1円足りないように見えますが)。加えて、直近の下値抵抗と考えられている18000円での反発になりました。一見底堅いように見えますが、楽観視は禁物です。18000円の水準は直近の下値抵抗として考えられますが、これは直近の株価動向から考えられることであり、本当に強い下値抵抗は3ヶ月に渡って上値抵抗となってきた17800円付近となります。この水準は2日目の窓を埋めることになり、ここまでの下落は想定しておく必要があります。但し、目先の下げ止まりは、2日目の窓を埋める17875円付近ではないでしょうか。
少し前向きに考えた場合は、新たなトレンドへ入ったと考えます。この場合は18000円が下値抵抗となり、2月末につけた高値18300円に向けた動きになるのではないでしょうか。

今は迷いの相場です。ローソク足と出現ポイントにおいてもそれが証明されています。
昨日は上ヒゲの長い陰線でした。売りの勢いが強いことを意味します。
本日は下ヒゲの長い陰線でした。買いの勢いが強いことを意味します。
売りの勢いがあるローソク足が出ながらも、翌日は買い意欲の強いローソク足が出現、相場は迷っています。
次に、この2つのローソク足が出現した位置を確認します。
日経が上昇トレンドだと考えれば、丁度中間地点になります。
これも迷いです。
日経がボックストレンドだと考えた場合、直近の下値抵抗付近で出現していることから、下値抵抗付近からの反発になるのか下抜けてしまうのか分りません。
これも迷いです。
まさに、今の相場環境を表しているのではないでしょうか。
このように、ローソク足は「相場の地合」を教えてくれるものであります。但し、あまりにも複雑に読み取る考えでいますと、外部要因等が考慮できなくなる恐れがありますので、軽く理解できる程度で良いと思います。

投資は「上がるであろう、下がるであろう」と考えながら行います。しかし、予想は外れることが多いものです。それが相場です。上がるであろうと考えられる相場環境でも下げるのです。それなのに、迷いの相場と判断したうえで目先の動向を深く考えることは「時間の無駄」になってしまうのです。
どちらに進むか分らない迷いの相場だと判断すれば、「見送る」もしくは「どちらに進んでも良いポジションにいること」ですね。

私の投資法♪
「相場が上昇すれば含み益で喜び、下落すれば買いチャンスと喜ぶ。そして、運用資産に余裕を持たせながらの分散投資」です。


素人投資家の株日記
6月25日 月曜日
本日の日経平均は、前週末比101円安の18087円となりました。
米国株は185ドルの大幅安。外国証券経由の売買動向は1330万株の売り越し。金額でも売り越し。

この影響から大幅安が予想されていましたが、100円程度の下落で済むことになりました。前場、後場ともに、お山のような日中足チャートになっております。100円安でスタート。前場は前日値に少し届かない位まで上昇、その後は100円安。後場は安値圏から前日値を上回る水準まで上昇、その後はゆるやかに下落で100円安。
想定外の強さとなりました。

米国株について
米国株は直近安値13266ドルまで、およそ94ドルです。水曜日にFOMCを控えていることから積極的な買いは見送られる状況にあります。その中で直近安値付近に到達すればダブルボトムが形成されることになります。6月7日から13日までに、超短期間でダブルボトムを形成しておりました。当時の株日記では、問題が限られた小さなものであれば短期のボトムは成り立つものであると書かせていただいておりました。しかし上昇一服後は大きな下落となり、少し期間を空けたダブルボトムを形成しそうな雰囲気になってきました。このことから、小さな問題ではなく、ある程度の大きさがある問題を織り込むダブルボトムになるのではないかと思っています。言い換えますと、無理なく丁度良い加減の調整となって、ゆるやかに上昇へ向かうということになります。

米国における景気は堅調です。
その中で、サブプライムローン問題が警戒される中古住宅販売。新築一戸建て販売件数、GDP速報値、FOMCと重要指標が相次ぎますが、その中での悪材料が、直近の安値付近(あと100ドル安程度)に織り込まれていくのではないでしょうか。

投資法♪
一番安全な投資法は、買わないことです。
しかし、利益を出す為には買い付ける事が必要になります。
6月20日の株日記の中で、投資法として「今の水準で買い付けることは、急落時で買い付けるよりも怖いと考えます」と書かせていただきました。結果論とはいえ、20日前後の買い付けは怖さに比例する危険なものであったのです。今の株価水準は、明らかに当時の水準よりも危険度は低下しております。しかし、相場が下落へ向かい始めると不安心理が出てくるものです。20日の水準では日経は底堅く強さが感じられました。しかし、現在は調整色が強くなっています。投資家心理は、強さが感じられる時に強気となり、弱さが感じられる時に弱気となります。これは正しいことではありますが、新規の買い付けにおいては弱さが感じられる時こそ、買い時であることが多いのです。
(注)
弱さが感じられる時とは
個別銘柄に置き換えますと、財務内容の悪化による弱さは論外です。 財務内容は上向いているにもかかわらず、外部要因によって下げているような場合を差します。財務内容の悪化や、悪いニュース等で「本当に弱い時」に「弱さが感じられる為に買い時である」と解釈されないようにお願い致します。

当たり前のことですが、「今が買い時である」とは言えません。相場で「今が買い時である」と判断できる時はありません。「買い時かもしれないな」の前後で少しずつ買い付ける事が大切です。「頭と尻尾はくれてやれ」という格言通り、どん底を捉える必要はありません。

どん底を捉える=リスク大
(落ちてくるナイフをつかむようなものであり、まだ下げる可能性がある時点での買い付けとなります。よってリスクは大きくなります。反面、どん底を捉えることができれば利益は大きくなります。)

どん底付近かな=リスク小
(落ちたナイフが刺さったであろう付近で買い付けることになりますので、その時点からの下落率は低い可能性が高くなります。加えて、どん底から上昇している場合が多くあります。よって、利益は小さくなります。)

投資経験の浅い間は、「どん底付近かな=リスク小」が最適です。まずは利益よりも勝率を上げることが大切です。
ある程度の投資経験をお持ちでいらっしゃれば、「どん底を捉える=リスク大」に、運用資産に対して小額の投資で狙ってみるのも楽しいかもしれません。

調整が進めば進むほど、長ければ長いほどリスクは小さなものになっていきます。
そんな時こそ銘柄選びを楽しみたいものですね♪
当然ですが、株価が底割れ(下げ止まりのメドが立たない)する場合もありますので、リスクが小さくなっていくからといって、投資金額を増やしたり大きな勝負に出ていくことは避けなければいけません。
常に安全な投資を心がけていきましょう♪


素人投資家の株日記
6月22日 金曜日
本日の日経平均は、前日比51円安の18188円となりました。
米国株は56ドル高、外国証券経由の売買動向は660万株の売り越し。金額でも売り越し。
前日に急落(146ドル)した米国株の戻りが鈍かったことから、寄り付きは下げて始まることになります。その後、下げ幅を拡大し、100円を超える下落になりますが大引けにかけて買い戻される展開となりました。

米国株について
引き続き金利の上昇が警戒されたようです。
前日に急落した反動から、ある程度の買戻しもあるかと思われましたが寄り付き直後から急落し、100ドルほどの下落になりました。しかし、その水準は直近の下値抵抗である為に大きく戻す展開となりました。チャートで判断すればセオリー通りということになります。但し、いつも申し上げておりますように、抵抗線接触の初日はダマシになることが多く、ほんとうに下値抵抗として機能するのかは数日間の様子見が必要だと思われます。
チャートで判断すればこのようになりますが、来週27日の水曜日には米国においてFOMCがありますので、積極的には買い進められない展開が予想されます。警戒される金利上昇については現時点で上昇一服しております。このまま推移するようであれば警戒感はなくなるかもしれません。

日本株について
考え方に変更点はございません。注意点や、投資方法などは直近数日分の株日記をご覧下さいませ。書いております考え方で宜しいかと思います。


素人投資家の株日記
6月21日 木曜日
本日の日経平均は、前日比28円高の18240円となりました。年初来高値更新で、約7年ぶりの高値水準です。米国株は146ドル安。外国証券経由の売買動向は820万株の売り越し。金額では買い越し。
米国株の急落を受けて寄り付きは100円ほど安く始まりますが、一気に急上昇。前場で前日比を上回ることになります。後場は前場の流れを引き継いで堅調に推移。大引けは少し売り込まれますが28円高で終えることになりました。

米国株は大きな下落となりました。金利の急上昇が原因のようです。少しこの部分について考えてみます。
ここ数日は直近5.3%の高水準から下落傾向にありました。そして5.1%まで下落したところで5.15%まで急上昇しております。確かに急上昇ではありますが、それだけの理由で150ドル近い下げになるとは思えません。金利5.2%程度の水準は株価に織り込まれていると思われ、それだけが理由で大きな売りにつながる可能性は低いと思われます。

金利は下げるきっかけとなりましたが、他にも要因があったような気がします。
6月まで続いてきた上昇トレンドでは、「株価が停滞している時期=売りをこなして上昇へのエネルギーを溜めている」こような状況でした。この強い状況を作り出していた一つの理由が、相次ぐM&Aの案件でした。そのM&Aの案件が鈍化し始めているのではないでしょうか。金利上昇による急落から、徐々に下値を切り上げる強い展開が続いておりました。そして、急落前の高値水準で揉み合っている状況では、6月までのトレンド中に起こっていたことと同じく、揉み合いは次の上昇へ向けたエネルギーの溜め込みだと考えられていました。
ところが、高値を更新するどころか大きな下落となりました。高値を上抜けるだけの材料がない為に見切り売りへつながったのだと思われます。この材料について、M&Aが一つの要因ではないかと考えられるのです。

米国株をチャートで判断するには時期尚早です。もう少し動きを見てから判断するべきでしょう。150ドル近い下落になりましたが、良くも悪くも考えることができます。

米国株について少し深く考えてみましたが、投資としては全く難しいことではありません。投資方法および注意点などは、直近の株日記でお伝えさせてもらっている通りです。相場は複雑でも投資は簡単な時期だと思います。


素人投資家の株日記
6月20日 水曜日
本日の日経平均は、前日比48円高の18211円となりました。
米国株は22ドル高、外国証券経由の売買動向は260万株の小幅買い越し。金額でも買い越し。
3日間の窓を空ける急騰になっていますが、「底堅いのでは」と考えられた投資家も多くおられたようです。米国株も比較的堅調に推移しており、本日も上昇することになりました。5日続伸です。

米国株は、住宅着工件数の低下、原油価格の高止まり。長期金利の低下などの材料が入り混じる状況ですが、今のところは複雑に考える必要は全くないと思います。「上昇基調の中で一服している」と考えて良さそうです。

今は日本株に注意しておけば良いと思います。
年初来高値を更新!!という景気の良い話も多く出てきましたが、そういった市場関係者のコメントには耳を貸すべきではありません。年初来高値を更新すれば、「それ以上の価格帯では売り圧力が激減する。。。よって上昇に弾みがつく」これらは高値更新前に必ず出てくるコメントです。
そして株価が下落したとします。
「高値更新により、一旦利益確定の売りが優勢になりました。」
「上昇ピッチの速さから利益確定の売りが出てくることになりました。」 こちらも同じパターンで出てくるコメントです。

上昇を示唆するコメントは嬉しいものですが、浮かれないように気をつけましょう。とくに、投資経験の浅い方はテレビなどによる「耳で聞く情報」に惑わされることが多いので注意が必要です。見るのと聞こえてくるのでは感じ方が全く違ってくるものです。「日経は堅調に推移!!」「高値を追いかける動き!!」こういった声を「聞いてしまう」と、頭も同じように考えてしまうのです。

こういったご経験は必ずおありだと思います。
「〇〇〇〇は、日経平均を追いかけるかたちで堅調に推移!!」
「〇〇〇〇は、今日もしっかりとした動きになっています!!」
「〇〇〇〇は、上値を追う展開になるのではないでしょうか!!」
このように聞いた時、〇〇〇〇の株価は7010円、前日値7000円。
たった10円(0.1%)でも、話し手がこのようは喋り方をすれば、聞き手は「とても強い感じ」に聞こえてしまうのです。
とはいえ、話し手を攻めることはできません。仰られていることに何一つ間違いはないのです。0.1%の上昇でも日経が上昇しているのなら、追いかけるという表現は間違いではありませんし、マイナスになっていないのですから、しっかりした動きだといえます。上値を追う展開になるかもしれない?「?」なので、こちらも間違いではありません。
相場解説に「聞き慣れる」ことも大切なステップです。

私の投資♪
今の水準で買い付ける事は、急落時で買い付けるよりも怖いと考えます。

本日、勉強できる買い付けを更新予定です。
右のサイドバー内「リンク」よりお進みいただけます。
ホームページ内にて、「訪問して下さった方との出会い」を作成しました。
下段中ほどに「NEW]のマークを付けております。合わせてご覧下さいませ。
こちらも、右のサイドバー内「リンク」よりお進みいただけます。


素人投資家の株日記
6月19日 火曜日
本日の日経平均は、前日比14円高の18163円となりました。
米国株は26ドル安。外国証券経由の売買動向は160万株の小幅買い越し。金額でも買い越し。
短期で大きく上昇してきた為に、利益確定の売りに押されがちかと思われたものの、売り手は更なる上昇を考えて保有。買い手は高値圏に差し掛かっていることから見送りムード。終始このような展開で終えることになりました。
売買代金が2兆5086円と低かったことからも、これらのことが証明されています。

米国株は原油高が原因での下落。相場を引っ張るM&Aの動きは引き続き好調。特別に大きな悪材料で下げているわけではありませんので、今のところは問題ないといえるでしょう。米国株も急ピッチな上昇であった為、一服したと考えられます。
一時は5.3%にまで上昇した長期金利も、現在は5.1%に落ち着いており、こちらも問題はありません。

今の時点で外部要因を心配する必要はありませんが、日本株における注意点や投資法などは、昨日お伝えした通りでございます。変更点はございませんので、昨日の株日記を参照下さいませ。


素人投資家の株日記
6月18日 月曜日
本日の日経平均は、前週末比178円高の18149円となりました。
米国株は85ドル高。ナスダックは6年ぶりの高値。外国証券経由の売買動向は1840万株の大幅買い越し。金額でも買い越し。
これらの外部要因を受けて、窓を空けた上昇でスタートします。その後は、利益確定の売りをこなしながら高値水準で推移。後場も引き続き高値圏での推移となり、結局その水準のままで終えることになりました。数々の不安材料が遠い過去の話であったかのように、あれよあれよという間の年初来高値付近になっています。

ここ数日で大きな上昇になりましたが、先週の株日記でお伝えしていた通りの展開になった為、とくに驚くことはありません。株日記をお読み下さっていれば、注意は必要であっても、そこまで慎重にならなくても良いかもしれないという気持ちは、お持ちいただけていたと思います。

但し、ここからはとくに慎重な姿勢が必要になると思われます。
ここ数日で大幅な上昇となっていることに加え、窓を3日連続で空けていることから目先で調整する可能性が高くなりました。はしごを上っている時は上ばかりに気を取られ、下が見えなくなりがちなので要注意です。
強い相場環境における市場解説には注意しましょう。「2月28日の窓を埋めた為に一段高になる可能性」「外国人による買い意欲の強さ」「ボックス上放れ」「円安」「米国株の強さ」このような類の話には一切耳を貸してはいけません。相場が強くなればなるほど、強気のコメントは多くなる傾向があります。補足になりますが、誰もが相場の上昇を願っている為に、悪い材料は伏せられがちになるのです。
足元を確認することが大切です。はしごは、3箇所外れているのです。崩れる危険性を十分に認識して進めることが大切だと思います。


素人投資家の株日記
6月15日 金曜日

大変申し訳ありませんが、本日は管理人の都合により「株日記」を、 お休みさせていただきます。

素人投資家の株日記
6月14日 木曜日
本日の日経平均は、前日比109円高の17842円となりました。
米国株は187ドルの大幅高。外国証券経由の売買動向は340万株の小幅売り越し。金額でも売り越し。
米国株の大幅高を受けて、寄り付きから窓を空けた上昇でスタート。その後は高値圏で揉み合ったまま終えますが、上下幅は60円程に留まることになりました。この動きは米国株の急騰によって一気に買い優勢になるものの、そこから買い進まない慎重な姿勢であったといえます。売買代金が2兆4195億円という低水準だったことからも、これらのことを読み取ることができます。

米国株について
5月の小売売上高と輸入物価指数が共に市場予想を上回ったことにより、個人消費の底堅さが示されました。そして、これらはインフレ圧力となるものですが、金利が5.2%台で推移したことが好感され、前日値を上回る水準で推移します。その後、FRBが公表したベージュブックにより「景気が拡大する一方で、インフレの圧力は高まっていない」と示されたことにより、そこからの上昇幅は100ドルを超える右肩上がりの展開となりました。
金利が急上昇してからは、金利の動向に大きく左右される展開が続いてきましたが、日を追うごとに少しずつ分ってくる部分も出てきました。上昇した要因は上記したことによるものですが、その中で金利5.2%が好感されたという部分に注目したいと思います。5.2%で推移した場合の危険性については直近の株日記で説明している通りですが、今の時点ではこちらが考えているほど、あちらは不安視されていないような気がします。
昨日の株日記内「底堅い日本株」をもう一度ご覧いただきたいのですが、私が書いている通りの展開になっていると思われます。外国人投資家は近く金利が一服すること、そして5.2%の水準は株価に織り込まれていると判断されている可能性がより高くなっているような気がします。

引き続き、金利の動向には注視しなければいけませんが、あまり気にする必要もなくなってきているのかもしれません。そうであれば、今後は国内での日銀金融政策決定会合、米国では週末にかけて相次ぐ経済指標を注視することになります。ただ、全くの空想話ではありますが、米国株の急上昇から判断しますと、米国における経済指標に波乱は少ないと考えた投資家が多くおられたのではないでしょうか。

チャートで米国株を見ます
わずか数日ですが、ダブルボトムを形成したといえなくもありません。問題が複雑であれば時間をかけたボトムになりますが、急上昇した金利によるショック安だと考えれば数日でも成り立つことになります。加えて25日線で頭を抑えられる展開が4日間も連続していることから、そろそろ25日線を上抜けてもおかしくない状況だといえそうです。
単純に考えますと、「インフレ圧力は高まっていない」のであれば、「金利で動いた相場」になります。その金利が落ち着くと仮定すれば、直近5日間の下値抵抗となっている13300ドル付近は「安い」と思えます。

心配されていた外国人投資家の売買動向ですが、6月1週は大幅な買い越しになっています。昨年12月以来の高水準であることに加え、個人も3月以来の買い越し水準になりました。表の材料では不安視される部分もありますが、投資家の動きはとても良い感じがします。
楽観視は禁物ですが、目先は極端な慎重姿勢が必要ないのかもしれません。


素人投資家の株日記
6月13日 水曜日
本日の日経平均は、前日比28円安の17732円となりました。
米国株は129ドルの大幅安。外国証券経由の売買動向は720万株の売り越し。金額でも売り越し。
これらの外部要因を受けて窓を空ける下落でスタートします。その後は売り込まれることなく揉み合いますが、前引けにかけて上昇します。後場は段階的に右肩上がりとなり一時は前日値を上回ることになりました。最後は若干売られて28円安で終えました。

気になる米国株について
昨日と同じく、金利に左右される展開となりました。10年債が5年ぶりとなる高水準に達したことから売りが優勢となります。しかし後場に入り、グリーンスパン前FRB議長の発言により、更なる金利上昇へは結びつかないであろうという安心感から、買い戻されることになり一時は前日値を上回ることになりました。しかし、まさしく「戻り売り」となり、前日値を回復するや一気に売り込まれることになりました。これは、急落から戻った株価に明日以降も期待できるという意味はなく、戻ってきたことがラッキーであり、このチャンスを逃すまいとした売りだったのだと思います。
これは当然のことであると考えられます。金利政策に影響する輸入物価指数や卸売物価指数、消費者物価指数の発表を控えている中では、期待よりも安全策をとるのが普通です。
直近で起こった急落後から、徐々に戻しつつある展開になっておりましたが、25日線に頭を押さえられた形となりました。先日の上昇幅を、ほぼ埋める形となり弱含みの展開です。
金利動向、金利政策によって大きく上下する可能性がある状況に変わりはありません。引き続き注意していきたいところです。

底堅い日本株
寄り付きの窓を空けたスタートは納得のいくものでした。外部要因を考えれば当然のこと。ところが、前引け間際から大引けにかけて強い相場展開となりましたが、本日中にプラスに転じることを予想できた投資家は少なかったのではないでしょうか。上昇した理由は、約4年半ぶりの円安水準122.23円まで上昇したことが好感されたようですが、外部要因を考えれば円安は小さな材料に過ぎないと思います。その円安が、大きな悪材料となった外部要因を帳消しにするとは考えにくいものがあります。
ひょっとすると、長期金利の上昇は一服するのではないかという先読みが、買いを優勢にさせたのかもしれません。言い換えますと、米国株は近く金利と利上げを織り込む展開になることを先読みした動きということになります。全くの空想話ではありますが、これだけの悪い外部要因を帳消しにした上昇は、「強い」「底堅い」といえばそれまでになりますが、理由付けをするならこのようになるのではないでしょうか。
ニュースを引用しますが、金利の上昇一服感から外債投信と年金がドル買い・円売りに動いたとされるものがあります。このような動きからも、目先で金利の上昇は一服するのではないかと思えるのです。
もしそうであれば、今後は金利政策による利上げが気にされる事になり、これを織り込む状態になれば株価はゆるやかに上昇へ向かうことになるかもしれません。少なくとも、少し前まで期待されていた「利下げ」の可能性は、ほぼなくなったことを株価は織り込んでいるはずです。

もちろん、金利が高止まりするということは、先日もお伝えさせていただきましたようにM&Aの動きを鈍化させることにつながるうえに、住宅ローンの支払いが高くなることにより、消費の鈍化につながる可能性もあります。結果、景気を減速させかねないことになりますが、今の時点でそれを考えるのは時期尚早だと思います。よって、目先は金利動向と金利政策によって株価が動くと考えれば、上記しましたようにゆるやかな上昇へ向かうのは近い時期なのかもしれません。


素人投資家の株日記
6月12日 火曜日
本日の日経平均は、前日比73円安の17760円となりました。
米国株は前週末比57セント高。外国証券経由の売買動向は1010万株の売り越し。金額でも売り越し。
前日と変わらない外部要因によって、寄り付きは前日と変わらない水準でスタートします。しかし寄り付きから1時間後には、ズルズルと右肩下がりとなり前場を終えます。後場は安値圏で揉み合いながら終えることになりました。

ここ数日間に渡ってお伝えしておりますように、金利動向によって左右される米国株になっている為、金利が依然5.15%を上回る水準で推移している状況では、何ら大きな変化はなくて当然だと思います。ただ、急激な上昇は避けられたという安心感から、大きく下げる展開にはなっていません。

日本株をチャートで見ますと、3ヶ月に渡って続いてきた抵抗線、および25日線に差し掛かることになりました。8日に急落し、この水準に届いたものの翌日にはしっかりと反発し、抵抗線の強さを示すことになりましたが、今回も正念場と言えそうです。
前回の到達時には、SQ算出日ということもありましたが5兆1325円という過去最高の売買代金を記録し、底を打ったかのように見えましたが出戻りとなりました。本日の売買代金は2兆6871円、2営業日連続で3兆円割れとなっていることに加えて、米国株は金利に左右される不安定な状態。その金利は現在も5.15%を上回る水準で推移。更には、先週から売り越しに転じていると考えられる外国人投資家の動向など。。。あまりよい状況とはいえません

相場が下げることを考えるのは気分の良いものではありません。しかし、客観的に見ることが必要であり、そうやって導き出した考えを冷静に受け止めることも大切です。これは、一見難しいように思えますが、実は自分自身の投資スタイルで考え方をコントロールできる為に、意外と簡単にできることなのです。極端な例を申し上げますと、保有株が無ければどうでしょうか。他に、本日のような全面安の中でもプラスで推移もしくは、わずかな下落で済んでいるような銘柄だけを保有していればどうでしょうか。明日から相場が下落へ向かったとしても、何ら不安視されることはないと思います。逆にチャンスだと思えるのではないでしょうか。
まさに、私が常々申し上げております「運用資産に対する小額分散投資」と「金欲の無い利益確定」といった投資法で進めてきた成果が出る時なのです。相場動向によっては、利益を乗せられるだけ乗せる投資法も必要ですが、基本は金欲の無い利益確定です。このように進めますと、相場が上昇しても下落しても楽しむことができるのです。
明日以降、上昇へ転じれば問題なし。
抵抗線を割り込んでボックス入りしたとしても、それはそれで投資法を組み立てれば良いだけの事。何ら不安視する必要はないと思います。相場の流れに身をまかせるだけです。

いつも申し上げておりますが、私は株日記で書いていることを実践済みです。


素人投資家の株日記
6月11日 月曜日
本日の日経平均は、前週末比55円高の17834円となりました。
米国株は157ドル高で大幅な反発となりました。
これを好感し、寄り付きは大きく上昇して始まることになりますが、その後は右肩下がり。後場は安値圏で揉み合ったまま終えることになりました。

米国株が大幅に反発したことにより日本株も上昇へ向かうと考えられましたが、前場から外国証券経由での断続的な売りが出始めたことで雰囲気は悪化することになり、上昇幅を小さくすることになりました。外国人投資家は大きな買い越しを続けてきましたが、先週から売り出し始めている雰囲気もある為、注意が必要だと思います。

米国株の上昇幅、加えて先週末の下落幅から考えて戻りが少ない印象を受けますが、チャートで判断した場合、連日お伝えしております「下値抵抗線」を割り込んでいない為、何ら問題はないと思います。

米国株の動向で注意したい部分
先週末にお伝えしておりましたように、引き続き金利の動向に注意する必要があります。週末の米国株は、結果として150ドルの上昇になりましたが、金利が5.2%で推移し続けている間は前日と変わらない水準で推移し続けておりました。その後、金利が5.1%台に下げてきたことから安心感が広がり株価は右肩上がりになっています。よって、結果として150ドルの大幅高になっていますが、金利が5.2%で留まるようであれば前日と変わらない水準、もしくは下げていた可能性も十分にあったと思われます。
現在の金利は5.1%台で推移しておりますが、先週末に書かせていただいておりましたようにM&Aを鈍化させることにつながりかねない為、このまま停滞するようであれば米国株の上昇は一過性で終わる可能性も出てきます。
週末の米国株は、上記しました理由により「下げ過ぎによる自立反発」ではなく、「金利動向に左右される相場」だったと思われます。よって、自立反発であれば戻り売りのチャンスと考えられて下げる可能性は高いのですが、今は金利の動向によって動くと思われますので、金利が下がればプラス要因、上がればマイナス要因というように、単純に考えておけばよいと思います。

週末の米国株が大幅に反発したことを知られた瞬間、買いを見送られた投資家は「シマッタ!」と思われたかもしれません。
この「シマッタ!」と思う部分を間違えますと、投資技術を大きく低下させることになりかねませんので注意が必要です。
上記させていただきましたように、金利が高止まりしていれば米国株は更に下落していたかもしれないのです。もしそのようになっていれば、日本株も上昇していなかったと思います。上昇した結果を見て「売られ過ぎからの反発」その他、いろいろと理由付けをすることはできますが、それらの理由に耳をかしてはなりません。週末の米国株が大きく上昇したことは紙一重だったのです。これを「シマッタ!」と記憶に残してしまわれると、次回の「危ない時」に勝負することになりかねないのです。
「シマッタ!」と思い、反省してそれを直すことは大切な事ですが、いらぬ反省は投資技術の低下を招きますので注意しましょう。反省しても反省しても、投資技術の向上が思うようにいかない方は、いらぬ反省が邪魔をしていることが少なくないものです。

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素人投資家の株日記
6月8日 金曜日
本日の日経平均は、前日比274円安の17779円となりました。
米国株は198ドル安。外国証券経由の売買動向は1720万株の大幅売り越し。金額でも売り越し。
これらの外部要因を受けて日本株も急落することになりました。寄り付きから100円以上の下げで始まり、その後は右肩下がりで300円ほどの下落になりますが、それ以上に売り込まれることはありませんでした。後場の上下幅はわずかなものに留まっています。

いつもお伝えしておりますように、急落時には慌てることなく要因を考えなければいけません。
「機械受注統計について」
市場予想を下回る数値になりましたが、気にする必要は全くないと考えます。上下にブレやすい数値であることは確かですが、市場予想を下回る度にブレやすいと慰め的な考えをするのは、あまりにも都合が良過ぎます。本日に限って申し上げますと、市場予想を下回ったことにより「日本国内における利上げ後退、少なくとも利上げが早期になる可能性が後退」したことにつながり、下げる理由になるのではなく、むしろ好感されるものだった可能性が高いといえます。市場関係者のコメントとして、統計が市場予想を上回れば株価の追い風になるとされていましたが、必ずしもそうはならないと考えておくことが大切だと思います。世界が静かであれば問題はなく、予想を上回る数値が好感されて素直に株価が反応する事だと思います。しかし今は違います。世界規模で利上げが行われ続けており、「利上げ」に関してとても敏感になっています。その状況の中で、日本までもが利上げに追い風となるような数値が出ればどうでしょうか。恐らく、上回る数値に好感される買いが入るもわずかではないかと思えるのです。このようなことから、本日の機械受注統計を深く考える必要はないと思います。

「米国株の下落について」
本日の急落は、米国株の下落によるものが最大の要因であったと考えます。
米国における指数の発表により、利下げ観測が遠のき利上げが意識され始めたところへ、長期金利(10年国債)が5%を超えたことにより急落することになりました。昨日にお伝えしておりましたように、押し目買い意欲は強かったものの、一気に5%を超えたことにより売りが優勢となってしまいました。およそ抵抗線とされた4.8%前後を5月後半から上抜けることになり、市場でも気にされるようになっていました。そして昨日、5%手前の水準から一気に5.1%を超える水準に跳ね上がった為に、一斉に売り出されることになりました。5%を超える水準は、過去の経験側から株価は調整に向かう可能性が高いとされており、心理的な節目になっておりました。
昨年6月から8月に入るまで5%を超えておりますが、米国株は6月から7月にかけて上昇基調になっています。そして7月始めから中旬にかけて550ドルの急落になっています。その後は反転し、今年3月までの大相場になりました。6月から7月にかけて株価が上昇基調をたどる中、金利は5%から5.2%を超える水準に到達しておりました。そして、株価が急落し始める7月始め頃から中旬にかけて、金利は5.2%から5.1%を割り込む水準まで下げ続けているのです。これらのことにより、5%を超える水準は株価の下落要因になるものの、現在の5.1%台で大きく不安視する必要はないと思います。
一つ目の問題は、急激な上昇だったことです。たった1日で0.17%以上の上昇になることは滅多になく、しかも5%という心理的な節目に差し掛かっていたところへ、一気に上昇した為にショックを起しやすかったのではないでしょうか。このように考えますと、今回の金利上昇による株価の下落は一時的なものだと思えます。
二つ目の問題は、金利が上昇しないまでも、この水準で停滞すれば活発に行われているM&Aに支障をきたすことになります。(M&Aは、多額の資金を借りて行われることが多い為、金利の上昇は大きなコストにつながります。)米国株が大きな上昇を続けている背景には、連日のようにM&Aの案件が飛び出していることが大きな要因になっています。その動きを鈍化させることにつながれば、大きな上昇要因が失われることになり株価も停滞することになりかねません。
これらのことを考えますと、金利の水準自体には今のところ問題はないうえに、一気に上昇したことから近く調整(下落)しても不思議ではありませんし、調整する可能性は高いと考えられます。このシナリオ通りに金利が下落すれば、株価は再度上昇へ向かうことになるでしょう。
金利と株価の動きから、下げ止まるであろう水準を考えてみます。
前回の金利5%台では550ドルの下落でした。(下落率は4.9%)現在の米国株に当てはめてみますと。。。直近高値が13668ドルなので、およそ5%下げたとして683ドルの下落。株価は13030ドルになります。現在13266ドルなので、単純に考えますと下値はあと236ドルあることになります。5月中旬から6月にかけて株価は停滞し、程よい調整になったと考えられますが、心理的な部分では「急上昇」かもしれません。そのように考えますと、同じ心理的な部分で数値を判断すれば「5%の調整」は自然なのかもしれません。
私は、過去の数値を細かく算出して先を考えることをあまりやらないのですが、次に下げ止まる水準を考える場合、チャートだけでは75日線の12840円ということになり、現在の株価から400円を超える下げになります。高値圏で推移し続けていたことは確かですが、長期金利が5%を超えた初日にそこまでの下落を意識する必要はないと判断した為、過去のデータから下げ止まるであろう数値を考えてみました。
当然ですが、金利が低下する保障はどこにもありません。このまま停滞するかもしれませんし、更に上昇へ向かうことになるかもしれません。ただ、本日において考えた場合は、上記した判断で良いのではないかと思っております。

「日本株について」
昨日は、米国株が急落したにも関わらず強い展開となりました。窓を空けた下落でスタートするも、しっかりと窓を埋める大陽線となりました。そして、米国株2日目の急落となった本日は、急落するものの25日線でピタリと下げ止まることになりました。この水準は3ヶ月間のトレンドの上値抵抗であり、相当に強い抵抗線にもなっています。それがしっかり機能したと考えられますので、大きな下落になったものの強い相場であったと思います。それを証明するのが売買代金です。SQ算出日は金額が大きくなるものではありますが5兆1325億円という過去最高を記録しています。それほど押し目買い意欲は強かったのです。

これらのことを総合的に考えます。
日本株は2日間に渡り強い展開(本日は下落しておりますが、上記しましたように強い展開だったと判断)を続けてきましたが、米国株の100ドルを超える下落に耐える力は残り少ないと思われます。米国株が反発なしに100ドルを超える下落になれば、恐らく日本株は強力な下値抵抗線を下抜けることになってしまうでしょう。そうなれば3ヶ月に渡って続いたトレンドに逆戻りすることになります。但し、投資家の買い水準は下値抵抗付近に多く、直近の高値では多くありません。よって、抵抗を下抜けたとしても、早々に見切り売りを出す投資家は全体からすれば少ないと考えられるうえに、下抜けた場合は米国株が更に大きな調整となっていることから反発が期待され、日本株の下げに勢いがつく可能性は低いと思われます。このことから、抵抗線を下抜けてボックス相場入りしたとしても、近く上抜ける可能性は高いと判断します。

さらに要約します。
米国株は3日で410ドル(3%)の下落になっています。いつ反発が起こってもおかしくない状況です。ひとまず利上げ観測は織り込んだとも考えられますので(今の状況で、ひとまずです。今後、利上げ観測による影響がないという意味ではありません。)、長期金利が落ち着けば反発するのではないでしょうか。米国株がどのような理由にせよ反発すれば、それが続くか続かないに関わらず日本株も一旦は上昇すると思われます。ところが金利は5.1765%と今も上昇を続けており不安材料になりそうです。

急落した場合は多くの下げ要因が出てくるものですが、このようにまとめていきますと、どういったことに注視すれば良いのか見えてきます。相場を先読みすることは不可能ですが、注視すれば良いポイントを抑えるだけでも、随分と投資は楽になるはずです。

私の投資♪
先日1銘柄を買い付けましたが、昨日今日は一切手出し無用としました。
これが、先日お伝えさせてもらいました「含み益を生かした投資法」です。(6月4日の株日記に書かせてもらいました。軽く読み流して頂ける程度に書いておりますが、お読みになられたい方は右上の「カレンダー」をクリックしていただけますと当時の日記に移動しますので、お読みいただくことが可能です。)


素人投資家の株日記
6月7日 木曜日
本日の日経平均は、前日比12円高の18053円となりました。
米国株は129ドル安、外国証券経由の売買動向は410万株の買い越し。金額でも買い越し。
米国株の急落を受けて、窓を空けた下落でスタートします。しかし、ピタリと下げは止まり、揉み合ったままで前場を終えます。後場に入り右肩上がりに上昇、高値圏で終えることになりました。窓を空けたスタートの後、同じ水準もしくは下落して終えた場合は、いわゆる「アイランド・リバーサル」となり下値不安につながりかねない状況でしたが、大陽線にてしっかりと窓を埋める形になりました。とても力強い相場を印象付けるものでした。

米国株は、経済指標の発表から利上げ懸念が広がり大きく下落することになりました。ヨーロッパ中央銀行が利上げしたことも懸念材料になったようです。しかし、先日もお伝えしておりましたように、米国経済が上向くからこそ利上げがあるのであり、短期的にはマイナスの影響があろうとも長期的に考えると大きな問題ではありません。ヨーロッパ中央銀行の利上げも十分に予想されていたことであり、こちらも問題はないと思います。

米国株は急落しましたが、本日に限って言えば何も驚くことはありませんでした。
米国株のチャートを見れば簡単に分ります。投資家ならどうするでしょうか?絶好の押し目チャンスだと考えないでしょうか。「投資技術は日本の20年先を進んでいる」といわれている米国の投資家です。昨日にお伝えさせていただきましたように、米国経済を揺るがしかねない問題で下落するのであれば、手出しは無用かもしれません。しかし、私のような個人投資家でも分る下げの理由であれば、押し目としてチャレンジしてくるのではないでしょうか。
このように考えた場合、明日の米国株が反発することは容易に想像できるものであり、下げはむしろ買いチャンスだと判断できます。こういった投資家心理を読めば、「売り」ではなく「保有」か「買い」の判断になります。難しいことは何もありませんでした。(当然ですが、銘柄によりけりであることは言うまでもありません)
(注)
誤解のないように申し上げますが、米国株が上昇する保障は何処にもありませんし、上昇を先読みしているわけではありません。明日も下落が続くかもしれないのです。しかし、取引時間前に最も大切だった事は自分自身の投資行動に直結する「今日の日本株はどうなるのか?」です。よって、日本株に対する投資家心理を読むことが大切になりますので、他の投資家ならどのように考えるか?を読んでいるのです。

先日もお伝えさせていただきましたが、苦労してコツコツと拾い上げた銘柄は、大きな利益となり返ってくるかもしれません。多くの投資家が不安視している中、しっかりとした検証によって買い付けた行動は、きっと花開くことになるでしょう。これが「人の行く裏に道あり花の山」であると思います。

私の投資♪
株日記通りに実行しております。


素人投資家の株日記
6月6日 水曜日
本日の日経平均は、前日比12円安の18040円となりました。
米国株は80ドルの下落。外国証券経由の売買動向は1020万株の大幅買い越し。金額でも買い越し。
米国株の急落により相応の下落が予想されましたが、寄り付き前の外国証券経由の売買動向が大幅な買い越しになっていた為、しっかりとした展開になりました。およそ50円安ほどからのスタート。その後は下値をジリジリと切り上げて、後場には前日値を上回ります。大引け間際に売り込まれるものの、急激に切り返して終えることになりました。

急落した米国株について
こちらは、私の買い付け銘柄配信を希望されていらっしゃる方へ、「私の投資法」として、寄り付き前に配信させて頂いた内容です。
米国株は急激な上昇を続けてきましたが、5月末より少し停滞気味に推移。そして、ここ最近になって再度の上昇基調となりました。この動きがあった為、下値で13450~13600ドルに抵抗ができることになり下げ止まったのだと思っております。安値は13551ドルで終値13595円、下値へ一旦突っ込むものの初日の急落は押し目と考える投資家も多く、40ドルを返しています。日足チャートをみますと、一旦突っ込まれますが、その後は比較的底堅く推移しております。そして徐々に買い戻される動きになっている為、買い意欲も相当強かったのではないかと考えています。
世界同時株安の要因となったサブプライムローン問題のように、米国経済を揺るがしかねない問題であれば危険ですが、FRB議長は「米経済は、緩やかなペースで成長する」と発言されています。
これらのことにより(本日の下落に限って考えた場合)利下げ観測後退によるショック安だと考えられ、下げは一時的だと判断しました。・・・・・・・・・・
 あとは秘密です。

このような考えを、米国株安直後に判断することが大切だと思います。そうしますと、当日の相場をドキドキした気持ちで迎えることが激減すると同時に慌てた売買にもつながらない為、勝率は高くなると思います。
その後は、出てくる情報から当日の相場動向をシュミレーションし、行動に移せば良いと思います。

明後日はSQ算出日です。
そんなことを全く感じさせない背景には、SQ前の恒例ともいえる「先物による売り仕掛け」がほとんどみられないことがあります。理由は、相場は強気ムード初期段階に入っており、下手に売り仕掛けをしても強力な押し目買いによって、大きな損失を被る可能性があるからではないでしょうか。加えて、恐怖心からの様子見ムードであれば売り仕掛けで揺らすことはできますが、今は(下げれば)買い向かう用意がある様子見です。怖いから様子見する状況と、買い向かう用意がある様子見は大きく違うのです。私のような素人投資家が言えることではありませんが、このあたりを十分に汲み取っておられる機関投資家の投資はさすがだと思いました。
少し楽観的な日記になりましたが、警戒感を緩めることには繋がりません。常に慎重な取引を心がけて進めていきましょう。相場に魔坂はつきものです。


素人投資家の株日記
6月5日 火曜日
本日の日経平均は、前日比80円高の18053円となりました。
米国株は8ドル高、S&P500は2ポイント高で共に高値を更新。ナスダックは6日続伸。外国証券経由の売買動向は940万株の買い越し。金額でも買い越し。
中国株の急落によって動向が気にされていた米国株ですが、昨日の株日記でお伝えしておりましたように、気にすることなく高値を更新することになりました。

これらの好条件を受けて寄り付きは高く始まりますが、すぐに下落へ転じます。しかし、前日値を下回った水準からは大きく切り返して100円高ほどで前場を終えます。後場は一旦売り込まれるものの、徐々に下値を切り上げる展開で終えることになりました。

本日の相場において、注視する部分はとくにないと思います。
トレンドから判断した今後の株価動向、調整した場合の下値抵抗などは全て昨日と変わっておりません。また、注意点なども全く変更せずでよろしいかと思います。

本日、「勉強できる買い付け」を更新しております。
右横(右サイドバーの中)にあります「勉強できる買い付け」から、お進み下さいませ。


素人投資家の株日記
6月4日 月曜日
本日の日経平均は、前週末比14円高の17973円となりました。
週末の米国株は40ドル高で過去最高値更新。S&P500も5日続伸で過去最高値更新。外国証券経由の売買動向は440万株の小幅売り越し。金額でも小幅売り越し。
外部要因の好影響に加え、設備投資額が過去最高になったことが好感され大きく上昇してスタートします。100円を超す上昇幅でしたが、押し目は入るもののズルズルと下げる展開になりました。

上値が重いと感じさせられる展開でしたが、本当のところを考える必要があります。今回に限り、寄り付き間もなくつけた高値から判断します。
直近安値から6営業日で590円(3.4%)の上昇幅となっていたことに加え、2月末の「窓埋め」には2円足りなかったものの先物では窓を埋めていたことから、達成感による一旦利益確定の売りが出てきたこと。先週末には窓を空けた上昇になっていたことから、2日間連続の窓明けには無理があったこと。取引時間中の中国株急落。これらの要因によって上値が抑えられる結果となりました。

まず、窓埋め完了にて上値が重くなるということはありません。
達成感による「とりあえず売っておこう」という利益確定の動きであり気にする必要はありません。
次に、中国株の下落です。
直近の高値から15%程の下落になっており、暴落といえる状況です。これを受けた米国株の動きは気になるところですが、先日お伝えしておりましたように、あまり影響はないような気がします。もし、影響がなければ「過熱感ある中国株が適度に熱を冷まして、無理のない上昇」が期待されることになり、他国への好影響に繋がるかもしれません。
これらの事から判断して、上値が重いと考えるのではなく当然の一服であったと考えるべきではないでしょうか。

当然の一服ですが注意点もあります。
(上昇が続く米国株に対しての注意点は連日お伝えしている通りなので、本日は違う視点からお伝えします。)
上昇トレンドのボックス相場だと考えた場合は、今の株価水準は抵抗線の高値付近になります。よって、今後は下値抵抗17600円付近までの間で推移することが考えられます。平行線のボックス相場だと考えた場合は、ボックス上放れになる為に17800円付近の抵抗が下値抵抗となり、この水準までの調整が考えられます。

結果としては米国株の動向により、どうにでもなってしまう環境だと思いますが、本日はチャートで先読みしたいと思います。
2ヶ月に渡りボックス相場が続いてきました。そして先週31日に大陽線が出現して、ボックスの上値を抜けることになりました。上抜け初日は行き過ぎによるダマシが多いものですが、翌1日は週末にも関わらず窓を空けた上昇となりました。そして本日、上値が重いと考えるよりも当然の一服だったと判断すれば。。。ボックス上放れしたと考えられます。
売買代金からも読み取ることができます。 3営業日連続の3兆円台になっています。まさに、多くの投資家がボックス上放れを意識し、トレンドが変化する瞬間を掴み取ろうとする動きになっているのです。ここ数日の水準が上昇トレンドの高値だと判断されているなら、あっさりと出戻りになっていたことだと思います。
このように考えた場合、下値抵抗は17800円付近。しかし、2ヶ月間の売りをこなした後の上昇力を考えれば、1日に空けた窓17875円が押し目で入ってくるポイントになると思われます。よって、窓を埋める水準までの調整を心積もりしておけば問題はないと思います。
行き過ぎは下げ局面でも起こりますので、抵抗線や窓を埋める水準でピタリと下げ止まると考えるのは避けましょう。

「米国株が大きく調整すれば、日経のトレンドも大きく変わる」
これを基本として、今の相場はボックス上放れだと考えておけば良いと思います。

もし、もしも米国株が堅調で推移し続けるなら、日本株にも力が加わり上昇を続けることになるかもしれません。このような状況になれば、米国株が大きな調整を迎えるまでは保有を決め込み、「利益は取れるだけ取る」投資法が面白くなってくるかもしれません。
楽観視することなく慎重に取り組まねばなりませんが、このように「先で楽しいこともあるかな」と考えながら進めることは、株式投資を楽しくするものです。楽しめる時は楽しむことが大切ですね。

まさに私が常に実践している「楽勝」。楽して勝つのではなく、楽しんで勝つ投資法です♪
とはいえ、下落相場でも私は楽しんでおります(^^)

私の投資♪
しっかりと上昇しております♪もちろん楽観視はしておりませんが、含み益の強さを生かした投資法で進めたいと思っております。「先が崩れてから自分が売る」投資です。このようなポジションは誰も与えてくれません。投資家の多くが不安だと思っている時に、コツコツと贅沢な銘柄を拾い続けた結果、後ろに構えることができたのです。先で恐怖に立ち向かったのですから、後まで恐怖に立ち向かう必要はありません。のんびりといきたいですね♪

本日、「勉強できる買い付け」を更新しております。
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素人投資家の株日記
6月1日 金曜日
本日の日経平均は、前日比83円高の17958円となりました。
米国株は5ドル安、S&P500種は過去最高値を更新。ナスダックは6年ぶりの2000P。外国証券経由の売買動向は80万株の小幅買い越し。金額でも買い越し。
これら好条件を受けて大きく上昇してスタート。前場、後場ともに強い相場展開となりましたが、18000円は心理的な節目であり機関投資家からの売りが頭を抑えることになりました。

先でどうなるのかは分りませんが、今のところは中国株を意識する必要はあまりなさそうです。つい先日まで、恐ろしいほどに注目されておりましたが、今は米国株に神経を集中させる方が良いかもしれません。

米国株はとても良い感じです。
米国株(ダウ)は一服ですが、S&P500種は過去最高値を更新。ナスダックは6年ぶりの2000Pとなり、全体的な底上げにつながっています。その一方では、信用売り残が過去最高水準になっており、急激な高値からの下落を予想する「売り方の大勝負」にもなっています。
個人投資家を蹴散らしながら大砲の弾が飛び交っているような状況です。
売り方が勝てば株価は大きく調整、買い方が勝てば踏みあげ相場(売り方が損失覚悟の買戻し)で一段高。大砲の弾が飛び交っているだけに、ハッキリと勝負がついた場合は、凄まじい値動きになる可能性がありますので注意が必要です。

本日は、市場関係者のコメントも明るく、「フシ目を抜けた」「上昇に勢いがある」「買い安心感」等といったことが多く聞かれます。いつも喜びに水を差す日記になっておりますので(^^;)今日は少し違った視点で書きたいと思います。
直近の上昇(日経)で乗り遅れたと感じられていらっしゃる方へ
少し過去の話になりますが、昨年の11月相場を思い出して下さい。
(以下に記載する数値は、およその数値です。)
(数値は肝心な事と違いますので、今は細かい数値は抜きとします)
昨年の11月から2月まで2000円の大幅上昇になりました。その2月末から、急落が始まり1500程の急落。 ということは、11月から500円程しか上昇していないことになります。
さて、11月から急騰を始め、過熱感から手出しできなかった投資家は2000円も上昇する日経を、悔しい思いで見ておられたはず。ところが急落で、「な~んだ、買わなくて良かった~。底値から500円程の上昇幅しかなかったことになるんだ~」と考えて嬉しくなられたかもしれません。そして、喜んで底値を買い付けられたのではないでしょうか。 逆に、波に乗って含み益を大きく増やした投資家は、急落に慌てふためき、もう我慢の限界だと売り出したところが大底になっているのです。
少し極端な話になりますが、波に乗れた人は大底で売っているのに対し、波に乗れなかった人は大底で買っているのです。 11月の底値で買い付けていれば、大底で売って「上昇幅500円分の利益」です。波に乗れなかった人は大底で買って、後に上昇する「上昇幅500円分の利益」です。
どのように感じられますか
極端な例えではありますが、情勢は一気に逆転もしくは変化するものなのです。そのように考えますと、ここ数日の上昇幅で乗り遅れたと考えるのは、あまりにも時期尚早ではありませんか?
悔しい思いをする必要は全くありません。
むしろ最大に注意しなければいけないのは、「乗ることができた人」なのです。

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昨日に続いて2銘柄のご紹介♪。 右横(右サイドバーの中)にあります「勉強できる買い付け」から、お進み下さいませ。




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プロフィール

【プロフィール】
〇名前 masa
〇年齢 40代
投資歴は20年以上。全くの素人から僅かな資金で株式投資を始めましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。運用資金に対して少額分散投資と買値から1割減の損切りを徹底。初心を忘れず、楽しみながら続けています。

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