ブログ(株日記)の文章はネットに公開してからも2~3度読み直し、訂正を繰り返しております。その後、完成してからホームページ上「素人投資家の挑戦」内にて更新のお知らせをさせて頂きます。よって、訂正を繰り返している間に読まれますと、完成したものと大きく違う場合がありますので、更新を確認されてからお読み下さいませ。
又、「勉強できる買い付け」などの更新情報も、ホームページ上で行っておりますので定期的にご確認下さいませ。
お知らせ 
こちらの株日記が、月刊誌に掲載されました。
廣済堂出版
ネットマネー 08年7月号 ~ 今月の最強 株ブロガー
○ 掲載内容をご紹介 ⇒ こちら
青春出版社
BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ 09年 5月号 (3月25日発売)
○ 掲載内容に少し誤りがありました ⇒ こちら
○ 掲載内容の一部をご紹介 ⇒ こちら
とても貴重な経験をさせていただき、感謝しております。
この場を借りて、お礼申し上げます。
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投資で勝率を上げる為には米国株の流れを読むことがとても大切だと思っていますので、この株日記は「米国株について」に重点をおいた書き方になっています。尚、「日本株について」は、私からの配信を希望されていらっしゃる方と重複しないよう、違った視点で書いております。
9月29日 火曜日
本日の日経平均は、前日比90円高の10100円となりました。
米国株は124ドル高の9789ドル。
「 米国株について 」
大手によるM&Aがキッカケとなり、取引開始直後から大きく上昇。節目となる9700ドルを突破すると次の抵抗9800ドル(135ドル高)まで上げ幅を拡大しました。ただ、今後は重要な経済指標が相次ぐこともあり、9800ドルに差し掛かると急に上値が重たくなっています。結局、最後まで高値揉み合いが続き9800ドルを若干下回る水準で取引を終了しました。
○M&Aが活発化?
・製薬大手アボット・ラボトリーズによるベルギー化学大手ソルベイの製薬部門買収
・事務機器大手ゼロックスがIT大手アフィリエーテッド・コンピューター・サービシズを買収
・医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンがオランダのバイオベンチャー、クルセルと資本・業務提携
景気悪化で企業は設備の縮小および人員削減などを繰り返してきましたが、今では悪化も底を打ち回復傾向にある状況。その中で設備投資や人員増加も少しずつ見られるようになっていたのですが、今回のM&Aは更に「企業が前向きな姿勢になることへの期待」へつながりました。
○欧州市場も軒並み上昇
取引開始直後こそ前日値付近で推移しますが、その後は右肩上がり。米国における企業買収が上昇に拍車をかける形となり大幅高になっています。
・イギリスが1.7%の上昇
・フランスが2.3%の上昇
・ドイツが2.8%の上昇
ここ数日間は調整ムードになっていましたが、米国における企業買収および株高が追い風となり大きく反発しました。
○小売関連に好材料
ショッピングセンター国際評議会(ICSC)が、「今年のホリデー・シーズンは昨年に比べて1~2%プラスになる」との予想を発表。景気は回復基調にあるとはいえ個人消費の落ち込みが懸念材料となっていましたので、ICSCの発表は雰囲気を少し明るくしました。
ホリデー・シーズンとは、感謝祭からクリスマスまでの1ヵ月間を差します。感謝祭後にセールをスタートさせる為、小売業界にとっては大きな稼ぎ時になっています。
小売関連への好材料となりましたが、どちらかといえば相場をリードする主力大型株が買われています。
相場が調整に入っていたこともあり、まずは主力大型株が買い戻されたという感じでしょうか。経験則通りの動きになりました。
○ユダヤ教の祝日で薄商い
本日はユダヤ教の祝日で薄商いになっています。
大きく上昇したことは好感されるものの、「売ろうとしている投資家がお休み中」だった可能性もありますので楽観視は禁物だと考えています。ただ、チャートの項でも書きますが、需給が改善すれば売ろうとしていた投資家も売りを控える可能性が出てきますので、今のところ心配することはないと思っています。 「上昇に気を良くして浮かれない」これで良いと思います。
(チャートで考えた場合)
M&Aが需給関係を好転させました。昨日の株日記で書いていましたように「あと一段安で下げ止まる」そんなふうに考えていたのですが、その一歩手前で大きく反発。結果論ではありますが、程よく調整していたことで上昇に弾みがついたと考えています。1つめの下値抵抗と予想していた9650ドルの手前(前日終値9665ドル、本日安値9663ドル)で反発していますので、次の上昇へ向けた理想的なチャート形成になっています。
目先の上値1万ドルまであと200ドル超となりましたが、9800ドル前後は直近5営業日ほど揉み合った水準なので売り圧力が強くなるかもしれません。ただ、100ドル程の上昇で9800ドルへ到達しているので加熱感はありませんし、見方を変えれば(5営業日しか揉み合っていないので)調整後の上昇な
ら突破できる可能性は十分にあると考えています。仮に突破すれば、今度は下値抵抗が強くなりますので1万ドルトライへの準備は整うと思っています。
目先の下値抵抗に変更点はありません。
目先の下値は、8月末と9月中旬に形成した壁9650ドルから9550ドルの間。まずは壁を形成した高値9650ドル付近が下値抵抗となり、そこから徐々に下値抵抗が強くなっていくと予想しています。
「 日本株について 」
米国株の大幅高と円高一服により、買い優勢でのスタート。しかし上値は重く、早々に高値10125円をつけると10080円まで上げ幅を縮小。前場は10100円を挟む揉み合いに終始しました。後場に入ると大口の売りが連発。一気に安値となる10060円(50円高)まで下げますが、その後は少しずつ買い戻され節目となる10100円を回復して取引を終了しました。
日中の値幅はわずか60円程で、ほとんど動かない1日でした。
○海外からの注目が集まる?
過去2番目の支持率で発足した鳩山政権。海外の投資家から国内の市場関係者へ、問い合わせが急増しているようです。
小泉政権発足時にも問い合わせは急増していたのですが、それ以降の政権ではさっぱり。(少し乱暴な言い方になりますが)客観的に見ると、それだけ日本の政治や日本市場へ期待が持てなかったということかもしれません。また、見向きされなくなった日本の市場を見直してもらおうと、海外で日本市場の魅力をアピールする動きが活発化している時でもありました。ところが、今はあちらへ行くだけで質問攻め、黙っていてもあちらから日本へ問い合わせが殺到している状況。
鳩山首相はオバマ大統領との電話会談で「チェンジをもらった」とお話されましたが、日本市場も海外の投資家からチェンジをもらったのかもしれません。
言うまでもありませんが、海外から注目されるということはそれだけ期待もあるという意味になりますので、株式市場にとって大きなプラス材料となります。日本市場のシェアを半分以上握っているのは外国人投資家ということを忘れてはなりません。もちろん、期待されているだけに駄目な時は失望売りにつながるのですが・・・今の時点でそのように考えるのは時期尚早だと思っています。
○財務相のお話で為替相場は一喜一憂
連日のように財務相のお話がクローズアップされていますが、本日の朝は「異常な水準になれば、しかるべき措置をとる」「今は円高が急過ぎる」とお話されました。介入はないとされていたので、(口先介入とはいえ)介入がちらついたことで円が急落。89円台の半ばから90円台まで円安が進みました。
昨日の株日記でも書いていたことですが、為替取引をしているわけではありませんので(少し乱暴な言い方になりますが)ある程度 為替の動向を読んだ後は投資の軸がぶれないように注視すれば良いだけのこと。為替の動向に一喜一憂しながら個別銘柄の売買をする必要はないと思っています。
こちらも書いていたことですが、もう一度コピーしました
○ものは考えよう
相場が高い状態にあることは好ましいものの、高い状態では買えません。もちろん、上値を追いかける買い方も立派な投資法ですが私は下げないと買いません(例外として追いかける時もありますが)。相場が下げるには多くの投資家が売りたくなるような悪材料が必要です。円高を歓迎するわけではありませんが、悪材料が出てこそ狙える時が来ると思っています。
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