株日記は特別な事情がない限り平日の夕方5時頃に更新します 
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お知らせ 
こちらの株日記が、月刊誌に掲載されました。
廣済堂出版
ネットマネー 08年7月号 ~ 今月の最強 株ブロガー
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青春出版社
BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ 09年 5月号 (3月25日発売)
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とても貴重な経験をさせていただき、感謝しております。
この場を借りて、お礼申し上げます。
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12月8日 火曜日
本日の日経平均は、前日比27円安の10140円となりました。
米国株は1ドル高の10390ドル。
「 米国株について 」
小じっかり寄り付くと、10時頃には高値10440ドル(52ドル高)まで上昇。その後、少し売られた後に再び高値まで上昇するのですが、午後から始まったバーナンキFRB議長の講演をきっかけに売り込まれるとマイナス圏まで下落しました。ただ、前日値を割り込むとそれ以上に売り込む動きはなくなり緩やかに買い戻される展開へ。途中、10400ドルを回復するところはありましたが、結果は前日値とほぼ変わらずでした。
○バーナンキFRB議長の講演
(主な内容)
・米経済は大きな向かい風に直面している
・米経済が回復を取り戻すまで、まだ時間が必要
・経済成長が戻り、回復の兆しが広がってきた
・失業率は依然ぜい弱。来年に低下するも、そのペースは緩やか
・最も確率の高い展開は、緩やかな景気回復
・低金利政策の長期化を考えている
前週末に発表された雇用統計が予想をはるかに超える改善になった為、講演では出口戦略(利上げなど)について何らかのお話(利上げの時期が早まるといった類)も出るのではないかという警戒感がありました。しかし、結果は周知されていることの他、低金利政策の長期化を考えているとの内容でサプライズは無し。
何度も書いていますように、今は「利上げ=景気回復=買い材料」ではなく「利上げ=景気回復の腰を折る=売り材料」という見方が大勢なので利上げがチラつくのは好ましくありません。そういった意味では、利上げに関する見方が今まで通りだったことは安心感を与えるものだと感じました。
「大きなな向かい風に直面している」「失業率は依然ぜい弱」という内容は米経済が厳しい環境にあることを示すものであり、市場が感じている景気回復とは少し乖離があったようです。
個人消費に対する懸念はあるものの、住宅や雇用の問題が大きく改善(但し、雇用に関しては前週末の雇用統計だけで判断)また、その他の指標でも改善が多くみられることで市場には景気回復への楽観論が少し出始めていました。そこへきて今回の内容。そのギャップが失望売りを誘い、取引中の高値10440ドル(52ドル高)から安値10360ドル(28ドル安)まで下落させました。
米国株 日中足チャート 

○やはり、10500ドルの壁は強い
取引開始直後に10440ドルまで上昇。その後、13時頃にもう一度10440ドルまで上昇。結果は前日値付近まで下落。
やはり、昨日の株日記で書いていましたように需給(チャートで考えた場合)が、今まで以上に強く関係していると感じました。
・前週の木曜日に書いていた内容
地区連銀経済報告、ADP民間雇用者数、人員削減数、住宅ローン申請指数、全て良い内容。とくに、一番の懸念になっている雇用に関する指標が良かった為、相場環境はとても良くなってきたと思いました。但し、10500ドルという水準は11月中旬から続いている高値。ここに差し掛かると10300ドル付近まで下げる展開が続いてきた為、上値を追いかけることを戸惑う投資家が多かったと感じました。昨日の「チャートで考えた場合」で指摘していましたように、揉み合い上放れとなる準備は整っているものの先陣を切って高値を買うよりも「経験則通り下げたところで」という考え方や、「実際に揉み合い上放れになったことを確認してから」という慎重な姿勢が増えているような気がしました。
・揉み合い上放れになれば、警戒および上放れの確認待ちをしていた投資家による買いが入り上昇に弾みがつく。
・下落すれば、経験則通りなので下げを待っていた投資家による買いが入り下げ渋る。
投資家心理で考えた場合、このような展開になると予想。
・金曜日に書いていた内容
残念ながら10500ドル突破ならず。最後は大きく売り込まれてしまう弱い展開になってしまいました。雇用統計の発表を前にした手仕舞い売りという見方もできますが・・・引けの悪さは、まさに「慎重な姿勢が増えている」そのままの動きだったように感じました。
・昨日に書いていた内容
「雇用統計の発表を前にした手仕舞い売り」と「慎重な姿勢になっている投資家が増えている」という2つを指摘していたのですが、雇用統計は大幅改善となるサプライズ。これは間違いなく大きな買い材料で「発表前に手仕舞い売りしていた投資家の買い戻し」や「慎重な姿勢になっている投資家の懸念払拭」になったはず。また、これほどの材料なら、一気に150ドルも上昇したとはいえ高値は十分維持できたと思うのですが、10時頃に高値10516ドルを付けると急に上値が重くなり今度は一転急落、マイナス圏へ。ひょっとしたら、考えている以上に10500ドルの壁は厚いのかもしれません。
このようなことから、目先は需給(チャートで考えた場合)が今まで以上に強く関係してくるような気がしました。
(ここまでが、昨日までの内容です)
結果は1ドル高でほぼ変わらずでしたが、需給関係に注視すると意味のある(10500ドルに控える売り圧力の強さを知る)相場だったと感じました。
(チャートで考えた場合)
予想に変更点はありません。
・揉み合い上放れになれば、警戒および上放れの確認待ちをしていた投資家による買いが入り上昇に弾みがつく。
・下落すれば、経験則通りなので下げを待っていた投資家による買いが入り下げ渋る。
・10500ドルに控える売り圧力が大きいうえ、慎重な姿勢になっている投資家が増えているので上値は重い。
この3つを予想。
揉み合い上放れになれば10500ドルから10400ドルにかけて下値抵抗が強くなると考えています。上値は11000ドルが節目になるので今の段階では予想せず。
下げる場合は、10300ドルから10200ドルにかけて抵抗が強くなっていくと予想。
10500ドルを突破すれば揉み合い上放れへの期待につながりますが、10200ドルまで下げれば揉み合い下放れになる危険が出てきます。14日間揉み合い続けていますから、上放れ下放れ共に放れた時は大きな値幅になるかもしれません。10500ドルと10200ドルがポイントになると考えています。
米国株 日足チャート 

「 日本株について 」
売り先行でスタートするも、安値10079円(88円安)で下げ渋った後は上値10130円付近の間で推移しながら前引け。51円安の10116円でした。後場に入ってからは、10100円付近と10150円付近の間で推移。前場が60円程の値幅で後場が50円程しかなく、方向感の出ない1日になっています。結果は27円安となり7営業日ぶりに小幅反落。
日経平均 日中足チャート 

○追加経済対策は7.2兆円
政府は8日の閣議で、2009年度第2次補正予算案に盛り込む緊急経済対策を決定しました。
対策の名称は「明日の安心と成長のための緊急経済対策」
緊急経済対策の骨子
-雇用 6000億円程度-
・雇用調整助成金の要件緩和
・貧困、困窮者支援の強化
-環境 8000億円程度-
・住宅版エコポイント制度創設など
・フラット35Sの金利の大幅な時限的引き下げ
-生活の安心確保 8000億円程度-
・新型インフルエンザ対策の強化
-地方支援-
・地方自治体によるきめ細かなインフラ整備などの支援
・国税収入の減少に伴う交付税減少額の補てん
-国民潜在力の発揮-
・幼保一体化を含めた保育分野の制度、規制改革
(金額は財政支出額。一部事業は複数項目に重複計上されている。)
○腹の探り合い
昨日までの日本株  
こんな状況になってくると・・・
・本格的な上昇相場だ!
・11月末にかけて大きく下落したから加熱感はない。安心せよ!
・高値だから今後は下がるぞ!
・たった6日で1086円(上昇率12%)だぞ。これは高値だ!
・上昇相場に乗り遅れてはいけない。早めの買いだ!
・急騰し続けたので買えていない。今買わないとまた買えなくなるぞ!
・下がるまで待て!
こんな考えが入り乱れ、相場は大興奮状態になっています 
こんな時の投資法は・・・興奮状態の相場を冷静に見ることです こんな感じで。そして冷静に行動する 
もちろん書いているだけではありません。これは私の投資法です。
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テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー
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