株日記は特別な事情がない限り平日の夕方5時頃に更新します 
株日記はブログに公開してからも訂正を加える時があります。全て完成してからホームページ「素人投資家の挑戦」内にあります新着情報にてお伝えしますので、そちらを先に確認されてからお読み下さいませ。
また「勉強できる私の買い付け」などの更新情報もホームページ上で行っておりますのでご確認下さいませ。
お知らせ 
こちらの株日記が、月刊誌に掲載されました。
廣済堂出版
ネットマネー 08年7月号 ~ 今月の最強株ブロガー
○ 掲載内容をご紹介 ⇒ こちら
青春出版社
BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ 09年 5月号 (3月25日発売)
○ 掲載内容に少し誤りがありました ⇒ こちら
○ 掲載内容の一部をご紹介 ⇒ こちら
とても貴重な経験をさせていただき、感謝しております。
この場を借りて、お礼申し上げます。
----------------------------------------------------------------------------------------------
お知らせ 
メールアドレスが「fen」で始まる後藤様、「cie」で始まる中根様
メールを送らせていただいたのですが、エラーメッセージが送り返されてきました。
お忙しいところ申し訳ありませんが、一度ご連絡下さいませ。
5月7日 金曜日
本日の日経平均は、前日比331円安の10364円になりました。
米国株は347ドル安の10520ドル。
「米国株について」
前半は悪材料無く前日値付近で推移しますが、後半はシティの誤発注をキッカケに急落。次々とアルゴリズム取引による損切りを巻き込み一時は998ドル安の9869ドルまで急落するところがありました。安値をつけた瞬間、こちらもアルゴリズム売買による買いが多発して一気に600ドル回復。10500ドルまで戻しています。1000ドル下げたり600ドル戻したり凄まじい相場展開でした。
米国株 日中足チャート 

米国株 日足チャート 

時系列でみると
13時、10800ドル(68ドル安)
14時、10700ドル(168ドル安)
14時30分、10600ドル(268ドル安)
14時50分、9869ドル(998ドル安)
15時、10400ドル(468ドル安)
15時20分、10600ドル(268ドル安)
15時30分、10400ドル(468ドル安)
15時50分、10600ドル(268ドル安)
チャートで見ると値幅が広すぎて分かりにくいのですが、このように時系列で並べると良く分かります。
短時間で数百ドルが一気に動く凄まじい1日になっています。取引時間中の998ドル安は過去最大。
○週間新規失業保険申請件数は減少
申請件数は前週より7000件減少して44万4000件になりました。市場予想とほぼ一致。
受給総数は5万9000件減少して459万4000件。
昨日に続き、ユーロ圏の財政悪化による売買が大きく影響しているため全く材料視されず。
○昨日は利益確定、本日は損切り
材料は同じで「ユーロ圏の財政悪化懸念」これです。
新しい悪材料が噴出したわけではなく、ユーロ圏の状況に変わりはありません。ただ、昨日は利益確定の売りで下げたのに対し、本日はアルゴリズム取引(プログラム売買)による損切り多発が主な要因だったと考えています。
当り前のことですが、コンピューターおよび人が設定する損切りラインは下へいくほど多くなります。13時(10800ドル)から14時30分(10600ドル)まで200ドル下げていますが、この間はアルゴリズム取引における損切りは少ない状態。しかし、14時50分(9869ドル)までの20分間は下げ幅が拡大するにつれ時間と下げ幅が反比例(少ない時間で下げ幅が大きくなる現象)していますから、アルゴリズム取引における損切りが多発していることが見て取れます。
逆に、安値をつけた後の急回復では逆のことが起こります。その結果、下げはきつく戻りは鈍くなります。
○誤発注も絡んでいるもよう
現在(朝7時)調査が進められているようですが、シティ・グループが巨額の誤発注をした可能性があるとのこと。 トレーダーが発注する時に、million(100万)と入力するところbillion(10億)と入力してしまったようです。mとbの入力ミスでダウ構成銘柄のいくつかが急落。加えて、この異常な下げがアルゴリズム取引で設定された多くの損切りラインを誘発したようです。
日中足では分かりにくいですが、日足で見るとちょうどローソク足の下ヒゲ部分が誤発注をキッカケとする乱高下。ただ、それ以外でも350ドル近い下げになっていますから、安易に誤発注だけの問題だと考えるのは危険です。
○ユーロ圏の問題は重要視しない
ユーロ圏の財政悪化は懸念材料ですが、この問題が噴出した時から書いていますとおり「EUは何の為にあるのか」を軸にして考えれば大きな不安はないと考えています。
まずは2月8日に書いていたことをご覧下さいませ
○ギリシャやスペインが問題とは思わない
少し乱暴な書き方になりますが、ギリシャやスペインの財政赤字問題が最近の下げに「大きく影響している」とは考えていません。証券サイト等で大きく取り上げられている問題なので、常識?から逸脱した考えになってしまうのですが、大きく影響しているのは「中国と米国における金融への新規制案」そして先日の3つのショックが直近の下落を招いたと考えています。もちろんギリシャやスペインの影響もあると思いますが、それらの売り圧力は大きくないと思っています。
ここで5日(金)の株日記に貼り付けていた欧州チャートを見てもらいたいのですが、渦中の欧州は中盤までわずか1%程度の下げ幅に留まっていました。ところが米国市場がスタート直後から急落し始め150ドルほど下げ幅を拡大すると、その下落率1.5%程度へ合わせるかのように欧州市場も1%安から更に1.5%安程度下落して結果2.5%安。結果だけを見れば欧州市場は軒並み2.5%安と急落しているので(欧州が)強く影響しているように見えるのですが、実際のところは米国市場に強く影響を受けていることが分かります。
このような考えでいた為、証券サイトで大きく取り上げられていた「ギリシャなどの財政懸念による売り」について材料視していませんでした。大きく取り上げられている問題なのに株日記で全く無視しているのはどうかなぁと思い、自分の考えを書いてみました。正確に言えば、「ギリシャなどの財政懸念問題を自分の投資に取り入れない」です。
次は2月10日に書いていたことをご覧下さいませ
○ギリシャ支援は時間の問題
「財政が悪化しているギリシャに対してユーロ圏が支援する」との報道が買い材料になりました。(ドイツ政府はこの報道を否定)。ただ、EU(欧州連合27ヵ国)が何の為にあるのかを考えればギリシャ支援は時間の問題だったのではないでしょうか。もちろん、加盟国の財政悪化を支援することだけを目的としたものではありませんが・・・
実際、具体的な支援案は示されなくても悪化が指摘された時点で支援されるであろうというのは大勢の見方でした。よって、ある意味で今回の報道は想定範囲内であり特別材料視されることでもなかったと考えています。
4月28日には、上記した2月8日と10日に書いていた事に以下の文章を書き足していました。
(コピーここから)
ギリシャ問題噴出時の米国株はおよそ10000ドル。まさにそこが買い場および底打ちとなり、2月下旬には10400ドルまで400ドル上昇。そして、昨日には11200ドルまで1300ドル(13%)も上昇しているのです。こういった問題は出た時が最も悲観的になりますし、ましてやその後に起こる急上昇を見れば今回の格下げが及ぼす売り圧力はそれほど大きくならないのではないかと。
(コピーここまで)
このようなことから、現時点でユーロ圏の財政悪化を恐怖と感じる必要はないと考えています。とくに本日に限れば(言葉は乱暴になりますが)ロスカットが多発しただけのこと。下げ幅347ドル安で一時は1000ドルも下落していますが、下げた理由を考えれば深く検証する必要はないと判断しました。
ご注意
過去の株日記で書いていたことと合わせ「ユーロ圏の財政悪化を恐怖と感じる必要はない」としていますが、安心して買い進めば良いというものではありません。ユーロ圏の財政悪化で損失を被るのではなく株式相場の動向で左右されますから、ある意味で別の問題だと考えなければいけません。
○VIX指数は急上昇
18ほどで推移していたものが、日が経つにつれ上昇。本日は25から40まで15ポイント(60%)も上昇しています。
VIX指数については、私が作成しているホームページ「素人投資家の挑戦」TOPページ中程にありますVIX指数チャート横「VIX指数について」をご覧下さいませ。
恐怖心理急上昇で目先の値動きが荒くなることを示唆しています。
○原油相場も急落
一時は87ドルまで上昇していた原油価格ですが、天井を打った後は一転右肩下がりになっています。本日は3%以上の下落で77ドルになりました。
(チャートで考えた場合)
ユーロ圏の問題はあったにせよ、2営業日の下げ幅を考えれば新しい悪材料無き状態なら少しは反発するところがあってもよかったはず。(後半の乱高下を省いて)前半は前日値を下回る水準で推移し続けていましたから、書いていましたとおり11000ドル下抜けによる失望は大きかったようです。
本日は「勉強できる私の買い付け」を更新しています
タイトルは・・・見切り千両 ![onpu07[1]](https://blog-imgs-38-origin.fc2.com/3/m/a/3masa/20100429093453463.gif)
損切り時の配信内容も公開しています 
是非ご覧下さいませ 
「勉強できる私の買い付け」とは
勉強していただけると判断した私の取引を、1ヶ月数銘柄(1週間に1銘柄程度)を限定で紹介しているブログです。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へは、買い付けた当日に「目先の上値と下値予想」「買い付け理由」などをお伝えする他、相場が動き始めると「私の投資法~狙っている銘柄やセクターなど」も全てお伝えしています。ちなみに、上記しています「米国株について」は平日の朝8時頃に配信。(余談)買い付け後の配信なので買いを煽っているように見えるかもしれませんが、売買する銘柄のほとんどが東証1部の主力なので全く影響はありません。
「勉強できる私の買い付け」は
こちら
「配信についての詳しい説明」は
こちら
「 日本株について 」
米国株の急落に加えて急激な円高。大幅安は取引開始前から予想できる状況でした。
窓を空けて急落すると10300円(400円安)まで下落。そのまま安値で揉み合い前場の取引を終えました。後場に入ると買い戻され10400円(300円安)まで下げ幅を縮小しますが、上値は重く再び右肩下がりの展開へ。引けにかけて少し買われていますが、300円を超える大幅安になっています。
日経平均 日中足チャート 

○為替相場でも凄まじい値動き
ドル円チャート 

94円付近から89円まで5円も急落です。
ユーロ円チャート 

こちらも凄い値動き。
○アルゴリズム取引(コンピューターによる超高速取引)の怖さ
米国株における巨額の誤発注。取引時間中の下げ幅は過去最大となる998ドルに達しました。
全てが誤発注の下げではありませんが、mとbを入力ミスしただけでダウ構成銘柄のいくつかが急落。それに伴い、数多くのアルゴリズム取引で設定された損切りラインに接触して次々に損切りされてしまう異常事態となりました。例えば「1社が異常に下げれば損切ると同時に、損失補てんする為に利益が出ている他の銘柄を売る」とか、同業種に10銘柄投資している場合、「5銘柄が異常に下げれば損切ると同時に、その業種での損失拡大を防ぐため他の3銘柄も売って残り2銘柄にする」などといったように、その銘柄の売りだけでは済まないことが起こるのです。これがアルゴリズム取引の怖さ。しかも人間技では太刀打ちできないスピードで注文処理(数秒間で数千回の処理が可能)される為、あっという間に大損です。冗談を言うつもりはありませんが、998ドルへ向けて下げた10分間でひっくりかえった人もいるのではないでしょうか。こちらは熟睡タイムでひっくりかえっていますが、あちらは取引時間中ですから。。。
実は私も早起きた時、1000ドル安という数字を見てテロか何かもの凄いことが起こったに違いないとビックリしました。いつもならコーヒーを飲みながらゆっくり頭を回転させ始めるのですが、喜んで良いのか悪いのか暴落ぶりに一瞬で頭が回転する目覚めの良い?朝になりました。
この件についてナスダックOMXグループは、異常な注文で異常な下げになり始めた「午後14時50分前後の値動きが上下60%を超えた全ての取引を無効にする」と発表しています。もちろん、これはナスダックに対するものでダウはそのままです。
○売買代金が今年最大
東証1部の売買代金は今年最大となる2兆2597億円になりました。売買高も31億1562万株。
値下がり銘柄数が1568で、値上がり銘柄数は91、変わらずが17。
○相場は乱高下でも、私の投資法に変更はありません。
昨日の361円安に続いて本日も331円安。米国では誤発注で998ドル下げて終値347ドル。為替相場も異常なほど円高が進み・・・株式相場は大嵐です。
でも、私は昨日の株日記で書いていた「2つのポイント」に重点をおいていたので周りがどれだけ大嵐になろうが静かなものです。個人の力では相場の荒れ具合を調整できませんが、自分の投資に限れば調整可能。冷静な判断で投資しても常勝できないのが株式投資。それなのに相場の大嵐と同じように自分が荒れていては勝率を低くしてしまうので注意が必要です。
昨日に書いていた部分をもう一度
コピーここから
・直近の相場では、2つのポイントに重点をおきました。ドンと構えた投資法です。
ポイント1
上値は追いかけない。上昇しても焦らず下げてくるまでのんびり待つ(上昇に乗り遅れるなどと思わない)。
ポイント2
日経平均が調整終了となる水準を検証し、そこへ狙いを定めていく。(下値抵抗になる水準をしっかり検証。大きな流れには逆らえない)。
○日経平均の騰落状況を見れば、適切な投資方法が一目瞭然
まずは、4月相場
・上昇 

・下落 

上昇の合計が800円なのに対して、下落の合計は1200円もあります。
しかも、100円程の上昇がほとんど。200円と300円が1度しかありません。こんな相場展開では「買い付け」で利益を出すのはとても困難です。さまざまな銘柄に数多く投資していれば何かが大きく当たると思いますが、よほどのお金持ちでない限り現実的ではありません。
一方、「空売り」で狙う場合でも
400円の下げ幅で狙える程度でしょうか。ワンチャンスです。
後はそれほど大きな値幅ではありませんから、利益を得にくい相場だと思います。こちらも「空売り」を乱発すれば何かが大きく当たると思いますが、大金持ちでない限り現実的ではありません。
結論は、株日記で連日書き続けています「目先の動きに動揺せずドンと構えた投資で進めること」です。
もちろん、株価推移を見てからこういった判断をしても後の祭りで意味がありません。
そして・・・株価はこうなりました 

上記しています通り、株価推移を見てから投資法を論じても後の祭り
解説者なら結果論でも利益になりますが、投資家は結果を見る前に判断して実行していなければ利益になりません。
もちろん、私は後者。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へは、私の投資法としてお伝え済みでした 
コピーここまで
そして本日、更なる下落へ 

ここでもう一度
上記しています通り、株価推移を見てから投資法を論じても後の祭り
解説者なら結果論でも利益になりますが、投資家は結果を見る前に判断して実行していなければ利益になりません。
もちろん、私は後者。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へは、私の投資法としてお伝え済みでした 
お役に立てる内容だった時は、以下3つのランキング全てをクリックして下さいね。
応援ボタン
応援ボタンを押すとランキングサイトへ移動しますが、必要なければ閉じて下さい。
テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー
|