株日記は特別な事情がない限り平日の夕方5時頃に更新します 
株日記はブログに公開してからも訂正を加える時があります。全て完成してからホームページ「素人投資家の挑戦」内にあります新着情報にてお伝えしますので、そちらを先に確認されてからお読み下さいませ。
また「勉強できる私の買い付け」などの更新情報もホームページ上で行っておりますのでご確認下さいませ。
お知らせ 
こちらの株日記が、月刊誌に掲載されました。
廣済堂出版
ネットマネー 08年7月号 ~ 今月の最強株ブロガー
○ 掲載内容をご紹介 ⇒ こちら
青春出版社
BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ 09年 5月号 (3月25日発売)
○ 掲載内容に少し誤りがありました ⇒ こちら
○ 掲載内容の一部をご紹介 ⇒ こちら
とても貴重な経験をさせていただき、感謝しております。
この場を借りて、お礼申し上げます。
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7月1日 木曜日
本日の日経平均は、前日比191円安の9191円になりました。
米国株は96ドル安の9774ドル。
「米国株について」
重要な経済指標が発表されるも影響限定的。取引開始から15時まで、下値が9850ドルで上値が9900という狭い値幅での揉み合いが続きました。ところが、15時を過ぎた頃から弱含み始めると引けにかけて一気に急落。100ドル近い下げ幅になってしまいました。
米国株 日中足チャート 

○ADP雇用統計は小幅増
6月の民間部門雇用者数は前月比1万3000人増になりました。これは市場予想の6万人増を大幅に下回ると同時に、前月の(修正値)5万7000人増からも大きく鈍化。ただ、事前に大幅な悪化が予想されていたことや、「雇用の改善には時間がかかる」との見方が大勢になっているため売り圧力は限定的。相場が売り込まれず揉み合いで推移していたことがそれを証明しています。
過ぎたことなので仮の話をしても仕方ありませんが、大幅な悪化が予想されていない中でこの数値がいきなり飛び出せば間違いなく「雇用統計ショック」ともいえる暴落につながったと思います。
・雇用統計について
市場では、非農業部門雇用者数は11万人減少して失業率は9.8%になると予想されています。
前月は43万1000人増で、失業率は9.7%でした。
○週間住宅ローン申請指数は大幅上昇
申請指数は前週比8.8%上昇して675.9になりました。
・新規購入に伴う申請指数は3.3%低下して172.1
・借り換えに伴う申請指数は12.6%上昇して3613.1
・住宅ローン30年固定金利は前週より0.08ポイント低下して4.67%になりました。
指数の上昇は好感されますが、今は「住宅販売鈍化」が懸念材料になっていますので「新規悪化、借り換え大幅上昇」で押し上げられた申請指数では買い材料として少し力不足。
○引けにかけての急落はムーディーズによる影響か
ムーディーズはスペインの格付けを見直すと発表。
1段階から2段階引き下げることを検討。また、その結論は3ヵ月以内に出すとのこと。
発表直後の相場は朝から続く揉み合いで推移していたのですが、しばらくして右肩下がりになっています。経済指標が発表されるも長く揉み合い、そのあと格付け見直し発表なのでこれが影響した可能性は否定できません。ただ、発表と下落の時間にズレがあるうえ、今は「検討」であると同時に「結論は3ヶ月以内」という状態なので売り出すには急ぎ過ぎ。よって、ムーディーズによる格付け見直しが影響したというよりは、前日から続いている世界レベルの売りが強く影響したのではないかと考えています。
○最後に力尽きる
引けにかけて急落した背景には、前日から続いている「世界レベルの売れ残りによる影響」があったと考えています。
欧州市場は、前半で上げ幅を拡大するも米ADP雇用統計を受けて急落。しかし、米国株が売り込まれず堅調に推移したため急速に回復という展開です。また、前日に急落していた商品先物は0.88%上昇し、原油価格は続落するも0.5%程度。原油に関しては週間在庫統計でガソリン増が主因。
このように、前日にあった世界レベルの売りを感じさせない素直な動きとなっていることから、米国株への売り圧力も弱まっていたはず。ただ、米国に限れば「世界レベルの売れ残り」が引けにかけて強く出てきたように感じました。
○世界レベルの売り圧力は終焉か
2営業日だけで見れば明らかに売り圧力は弱まっているように見えますが、急落後の買い戻しは単なる自立反発という可能性もあり楽観できる状況ではありません。
・世界レベルの売りは大きな流れですが、ピタリ止まる可能性もある
相場が上昇し続けている時なら今回のような大きな流れがピタリ止まるとは思えません。しかし、直近の動向は下げ続けてきて下げ幅も大きな状態ですから、売りがピタリ止まり今度は買い転換してくる可能性は十分にあると考えています。
(チャートで考えた場合)
25日に書いていた恐怖の下値水準9750ドルは守られました。安値9753ドルで終値9774ドル。
25日線、ダブルボトム、抵抗などの関係を分かり易くする為、前週末のチャートをコピーしました 
ダブルボトムと25日移動平均線

3つの抵抗

その後の推移 

下抜けなかったことで一安心ですが、引け間際の下げ止まりなので明日への影響は全く分かりません。良く言えば、「下げ止まってから時間が経っていないので、買いの強さは十分に残っている」ですが、悪く言えば「時間が経っていないので売り圧力の大きさが分からない」となります。前者だと近く反発ですが、後者なら更に急落するかもしれません。
前週末に 「勉強できる私の買い付け」 を更新しています
タイトルは・・・
そんなに待つんですか?そんなに待つんです ![onpu07[1]](https://blog-imgs-38-origin.fc2.com/3/m/a/3masa/20100429093453463.gif)
是非ご覧下さいませ 
「勉強できる私の買い付け」とは
勉強していただけると判断した私の取引を、1ヶ月数銘柄(1週間に1銘柄程度)を限定で紹介しているブログです。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へは、買い付けた当日に「目先の上値と下値予想」「買い付け理由」などをお伝えする他、相場が動き始めると「私の投資法~狙っている銘柄やセクターなど」も全てお伝えしています。ちなみに、上記しています「米国株について」は平日の朝8時頃に配信。(余談)買い付け後の配信なので買いを煽っているように見えるかもしれませんが、売買する銘柄のほとんどが東証1部の主力なので全く影響はありません。
「勉強できる私の買い付け」は
こちら
「配信についての詳しい説明」は
こちら
「 日本株について 」
朝方発表の経済指標は好感されるも、いつも通り素通り状態。米株安を主因とする売りに押され、9300円付近(80円安)まで下げてのスタートになりました。その後しばらく揉み合いますが、前引けにかけて下げ幅拡大して9200円で安値引け。後場は13時頃に安値9147円(235円安)をつけますが、今度は大引けにかけて緩やかに上昇。前場と同じ水準まで戻して取引を終了しています。
日経平均 日中足チャート 

○高い現金比率が奏功する
まずは、日経平均のチャートをご覧下さいませ 

私の投資法 を少しだけご紹介 
実は6月4日に高値掴みしてしまい、翌営業日となる7日の急落に巻き込まれていました。「更に下げれば買い」という投資法で進めていたところ相場は中旬にかけて急上昇。そこで投資法を変更し、買い付けではなく含み損になっていた銘柄の利益確定と損切りで一旦逃げるチャンスだと判断。段階的に少しずつ損切りと利益確定を進めていきました。その後、相場の強い流れを感じ取り更に投資法を変更。今度は「保有がリスクを軽減させる」と判断し保有を続けたところ、後の急騰へつなげることに成功しました。
これは相場動向を見てから書いている「後出し」ではなく、私からの配信を希望されていらっしゃる方へは(保有株の配信は例外としながら)時々においてお伝え済みでした 
ちなみに、底打ちした6月9日から天井になる21日までに買い付けた銘柄はたったの5銘柄。前月は30銘柄を買い付けていましたので、いかに慎重に進めていたのかがお分かりいただけると思います。正直なところ、前月の利益を考えれば5銘柄程度のマイナスなら影響せずですが(正確に言うと、5銘柄全てがマイナスになっていたわけではありません)・・・1銘柄でも買い付けたものは最善の努力を尽くさなければいけません。貪欲に高値で売ることを狙い続けていました。
そうやって現金比率を高めていたところ
相場はこうなりました 

21日に天井を打ったあと大暴落になっていますが、現金比率によって苦しくも楽しくもなる相場。
私の場合は、上記した投資法により現金比率を高めていましたので後者です。
昨日の株日記でも書いていたことですが、私からの配信を希望されていらっしゃる方へは「私の投資法~現金比率を高くして休むも相場」としてお伝え続けていました 
但し、現金比率を高めていても買うところが重要。
正確に言えば、底は底打ちして初めて分かることなので「どの水準から買い始めるのか」これが大切だと考えています。当り前のことですが、買わずに見送り続ければ下落も反発も関係無し。でも、それでは利益へつながりませんから株式投資になりません。やはり、狙ってこそ株式投資ですし、狙うことが株式投資の醍醐味。慎重に安いところを狙い続ける姿勢が大切です。
○日銀短観は好結果
代表的な指数となる大企業製造業の業況判断指数(DI)は、前回調査(3月)のマイナス14から15ポイントも改善してプラス1になりました。これは市場予想のマイナス6よりとても良い数値。その他、大企業非製造業指数など全てにおいて5ポイントから10ポイントという大幅な改善を示しました。但し、3ヶ月先の予想では大企業製造業が僅か2ポイントの改善に留まり、他は全て悪化という見通し不安につながる数値。
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テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー
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