株日記は特別な事情がない限り平日の夕方5時頃に更新します 
株日記はブログに公開してからも訂正を加える時があります。全て完成してからホームページ「素人投資家の挑戦」内にあります新着情報にてお伝えしますので、そちらを先に確認されてからお読み下さいませ。
また「勉強できる私の買い付け」などの更新情報もホームページ上で行っておりますのでご確認下さいませ。
お知らせ 
こちらの株日記が、月刊誌に掲載されました。
廣済堂出版
ネットマネー 08年7月号 ~ 今月の最強株ブロガー
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BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ 09年 5月号 (3月25日発売)
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とても貴重な経験をさせていただき、感謝しております。
この場を借りて、お礼申し上げます。
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9月29日 水曜日
本日の日経平均は、前日比63円高の9559円になりました。
米国株は46ドル高の10858ドル。
「米国株について」
発表された指標は全て悪化。これが売り材料となり10時に安値10728ドル(84ドル安)をつけますが、僅か30分ほどで前日値までV字回復。その後は10850ドル(40ドル高)付近で揉み合う展開に終始しています。
米国株 日中足チャート 

○ケース・シラー住宅価格指数は低下
7月の指数は前月比0.1%低下。市場予想と一致。
○リッチモンド連銀製造業景気指数は低下
9月の指数は-2となり、今年1月の(-2)以来のマイナス。市場予想の5を大きく下回る悪い結果となりました。構成項目の「雇用者数」は-3となり、前月の12から大きく悪化。「新規受注」は10からゼロになりました。
○消費者信頼感指数は大幅に低下
民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した9月の消費者信頼感指数は48.5となり、前月の53.2から大幅に悪化。また、市場予想の52も下回る悪い結果となりました。
構成項目である「雇用が十分にある」「就職が困難である」が共に悪化。向こう6ヵ月間を見る期待指数も前月の72.0から65.4に低下しています。
○不自然な上昇
本日発表の経済指標はどれも悪化。また、とても注視されている雇用に関しても良くない数値ばかり。
これは明らかに売り材料ですから、10時に安値10728ドル(84ドル安)まで下落するのも仕方なし。ところが、そのあと僅か30分ほどで前日値までV字回復。また、上値は重たかったものの、前日値を回復してからは売り込まれることなく10850ドル(40ドル高)で揉み合う展開に終始しました。結局、46ドル高で終えているので前日の48ドル安を取り返したことになります。
相場は需給関係や投資家の思惑が強く影響することもあるので経済指標だけに影響を受けるわけではありませんが、ここまで悪い数値が並べばもう少し売り圧力がかかってもよいはず。同じ46ドル高でも、大きく売り込まれた後に少しずつ回復していく展開や、安値揉み合いが長く続いた後で回復という動きなら「売りを少しずつ吸収、押し目買いが下支え」というような無理のない感じ方もできるのですが、僅か30分で回復している動きはとても不自然だと思いました。
これは前週末の急騰劇と似ている展開。
株日記で書いていたことをコピーします
強い相場展開が続いていたため押し目買いしたい投資家は多かったはずですが、取引開始直後から急騰しているので大勢の投資家が買い向かったというよりは機関投資家による大口買い連発だけだと考える方が自然かもしれません。また、急騰後に株価は高値圏を維持し続けますが、こちらも大勢の投資家が買い向かったのではなく(200ドル近い急騰から買い進む投資家は少ないので)売る人が少なかっただけだと考えられます。
コピーここまで
本日も全く同じ見解です。
安値から僅か30分でV字回復していますから、大勢が買い向かえるはずはなく機関投資家による大口買い連発だと判断。また、回復後は堅調に推移していますが、売り出す投資家が少なかっただけだと思いました。
○地に足のついた上昇ではなく浮かれ足での上昇という雰囲気
こちらも前週末の相場を見て書いていたことですが、経済指標および需給関係を総合して感じることは「地に足のついた上昇ではなく浮かれ足での上昇」。よって、安心できる上昇ではないと考えています。
○きれいな相場解説をするなら「追加緩和策期待」ですが・・・
経済指標の悪化は追加緩和策への期待につながりますが、実際にあるとしても次回11月2日から3日にかけてのFOMCというのが大勢の見方なので、まだ1ヵ月もある状況で「緩和策への期待から、下げれば即大口買い連発」というのは明らかにフライング。
このように考えると(少し乱暴な予想になりますが)短期売買を目的とする相場吊り上げの可能性が高いのではないかと。相場展開で表現すると、「騰がってドスンと落ちる」です。
今後発表される経済指標が極端に悪く、また悪い数値が出続ければ緊急の追加緩和策もありえるかもしれませんが、今それを予想するのは時期尚早だと思っています。
(チャートで考えた場合)
昨日の予想に変更はありません。
目先の上値は11000ドル。下値は10600ドルから10700ドルの壁になりますが、まずは壁の上限10700ドル付近になると予想。
前週末に「勉強できる私の買い付け」 を更新しています。
タイトルは・・・利益は取り損ねるも、投資法はドンピシャ ![onpu07[1]](https://blog-imgs-38-origin.fc2.com/3/m/a/3masa/20100429093453463.gif)
是非ご覧下さいませ 
「勉強できる私の買い付け」とは
私の取引から勉強していただけると判断したものを、1ヶ月数銘柄(1週間に1銘柄程度)限定で紹介しているブログです。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へは、買い付けた当日に「目先の上値と下値予想」「買い付け理由」などをお伝えする他、相場が動き始めると「私の投資法~狙っている銘柄やセクターなど」も全てお伝えしています。ちなみに、上記しています「米国株について」は平日の朝8時頃に配信。(余談)買い付け後の配信なので買いを煽っているように見えるかもしれませんが、売買する銘柄のほとんどが東証1部の主力なので全く影響はありません。
「勉強できる私の買い付け」は
こちら
「配信についての詳しい説明」は
こちら
「 日本株について 」
米国株の上昇およびドル円相場の落ち着きが買い材料となり、小幅に上昇してスタート。その後、ドル円相場の急上昇に伴い株式相場も9600円(105円高)まで上げ幅を拡大しますが、間もなくドル円相場が往って来い。株式相場も前日値付近まで急落しましたが、前場は59円高まで買い戻され取引終了。後場は膠着状態となり、9560円から9590円の間を揉み合う展開に終始しました。
日本株 日中足チャート 

○ドル円相場に振り回される
ドル円チャート 

9時過ぎの急騰に伴い株式相場も急上昇。
しかし、早々に往って来い。株式相場も急落しました。
○海外機関投資家が相場を乱高下させたか
他人のお金を預かって運用しているヘッジファンドなどは個人投資家と違い、決められた期日までに一定の利益を出すことが求められます。よって、動かない相場を黙って見守るわけにはいかず、巨額な資金にモノを言わせ力づくで動かし利益を得ようとするのです。
相場展開としては、株価を9500円から9550円まで吊り上げれば(上昇期待から)追随買いが入り9600円まで上昇。ここで一気に売り抜ければ50円程度の利益が出ます。当り前のことですが、「追随買い、売り抜けられるだけの買い・・・その他いろいろ」このような条件が揃わなければ難しいためリスクはかなり高くなりますが、そうしなければならないのがヘッジファンドなのです。
(注)全てのヘッジファンドが対象ではありません。
このようなことから
徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」
というわけにはいかず
豊臣秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」
となってしまうのです。
本日の相場は、まさにそんな動きを感じさせるものでした。
前場は仕掛け的な売買で乱高下。そして仕掛けが無かった後場は膠着状態。
要するに、仕掛けた人だけ大暴れし、それ以外の人は様子見という感じでしょうか。
東証1部の売買代金は1兆3466億円で売買高は17億5436万株。
前日と比べて約3割も増加していますが、これは上記しました「仕掛け的な売買」を目的とする海外からの高速売買が大きく影響しています。よって、商い増加を全体像として判断すると過ちを犯すかもしれません。
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テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー
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