株日記は特別な事情がない限り平日の夕方5時頃に更新します 
株日記はブログに公開してからも訂正を加える時があります。全て完成してからホームページ「素人投資家の挑戦」内にあります新着情報にてお伝えしますので、そちらを先に確認されてからお読み下さいませ。
また「勉強できる私の買い付け」などの更新情報もホームページ上で行っておりますのでご確認下さいませ。
お知らせ 
こちらの株日記が、月刊誌に掲載されました。
廣済堂出版
ネットマネー 08年7月号 ~ 今月の最強株ブロガー
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私の投資法が、月刊誌に掲載されました。
青春出版社
BIG tomorrowビッグ・トゥモロウ 09年 5月号 (3月25日発売)
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とても貴重な経験をさせていただき、感謝しております。
この場を借りて、お礼申し上げます。
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10月20日 水曜日
本日の日経平均は、157円安の9381円になりました。
米国株は165ドル安の10978ドル。
「米国株について」
予期せぬ中国の利上げでドル高進むと同時に中国の経済成長鈍化が売り材料となり、11000ドル(143ドル安)まで急落してのスタート。その後は11000ドルを下値抵抗とする安値揉み合いになりますが、14時頃から大口の売りが連発すると安値10917ドル(227ドル安)まで下げ幅を拡大するところがありました。引けにかけて買い戻され165ドル安となりましたが、久しぶりに見る急落です。
米国株 日中足チャート 

○中国の利上げショック
中国が0.25%の利上げを発表。利上げは2年10ヶ月ぶり。
インフレを抑制するのが主な目的。タイミングとしては、週末のG20で人民元安を黙認・誘導しているとの批判を避ける狙いもあるようです。
中国はインフレを抑制する為にさまざまな策をとってきましたが、消費者物価指数は政府が年間の抑制目標としている3%を大きく上回る状況。今後は更に上昇すると見られている為、まさにバブルであり日本と米国が辿ってきた道でもあります。皮肉にも米国は「日本のバブル崩壊および対策ミスを繰り返してはならない。」と言い、中国は「日本と米国のようなミスを繰り返してはならない。」と言いながら対策を講じています。
中国がバブル経済を放置し続ければ崩壊するのは時間の問題ですし、世界を引っ張る経済大国がそんなことになれば世界を震撼させることになりかねません。そういった意味では、今回の利上げはとても正しい判断で好感されるはずですが、「予期せぬタイミング」が為替を直撃して株安という流れになりました。
利上げにより、世界の主要通貨に対してドルの買い戻しが起こり急上昇。
ドル/ユーロ 

ドル/ポンド 

ドル/豪ドル 

ドル/円 チャート 

ドル円は往って来いの様相ですが、今までとは違う環境かも。
こういった動きに伴い、換金目的などの株売りを誘発。また、利上げで中国の経済成長が鈍化するとの見方からも(貸し出す金利が高くなればお金は借りにくくなり、設備投資や消費低下につながる為)株売りへ。小さな国なら影響はありませんが、世界経済を担う国が鈍化となれば話は別です。
○原油や商品価格も急落
「中国の経済成長鈍化で原油の需要も減少」これと、原油はドル建てなのでドル高に伴う売りが多く出ました。 (ドル安になれば買い付けコストが低下し、ドル高になればその逆となる。)
原油価格は前日比3.6%の急落。商品価格も2%程度の下げになっています。
○発表された経済指標、決算発表、複数の連銀総裁による講演内容はあまり意味を持たない
本来なら重要視するところですが、本日に限れば中国の利上げショックが主因なのでこれらの内容は割愛させていただきます。
○銀行株への火種が別のところで出現
住宅差し押さえ問題に端を発する業績悪化懸念で売られていたところ、昨日にバンカメが問題無しとして差し押さえを再開すると発表。これを受け銀行株が大きく買い戻されていたのですが、本日は「不良債権化した住宅ローン担保証券(MBS)の買い戻しを義務付ける方向で検討されている」という報道が流れたことで再び業績悪化懸念が膨らみ売られてしまいました。
渦中のバンカメは4.4%安、JP・モルガンチェースは1.3%安、シティは2.6%安、ウェルズ・ファーゴは1.3%安。中国の利上げショックによる影響が大きいので、この件に関する売り圧力はどれほどなのか分かりかねますが、下げに拍車をかけたのは間違いありません。
(相場の流れとチャートを合わせて考えた場合)
下値抵抗となる11000ドルを一気に割り込みましたが、安値10917ドルからは大きく戻しているうえ僅か22ドルの抜けに留まっています。また、急落して割り込んでいるため「勢いづいた下げ」という可能性もあると考えています。
勢いづいた下げとは・・・冷静な判断を無くし売りが売りを呼ぶ展開になっている為、冷静になった時(近く)買い戻される場合が少なくない。
・下値には壁が控えている
揉み合いながら上昇を続けてきたので下値抵抗は線ではなく壁になっている為、抵抗下抜けに伴う急落(見切り売り、失望売り)という可能性は低いと考えています。
・大きな下落は理想的かも
先日の株日記で書いていたことをもう一度。
(コピーここから)
相場は堅調に推移していますが、そうなっているだけに「高値警戒感、利益確定したい」そんな事を考えている投資家も多いはず。また、追加金融緩和策はほぼ確実視されていますから、下げれば買いたくても先陣切って上値を追いかけるのは少しリスクが高くなっています。要するに、買い手と売り手が動きにくくなっている状態。
こんな時は、一旦大きく下落して「高値警戒、利益確定」を少なくし「下げれば買いたい」この水準から再び上昇トレンドへ向かえば理想的。このような場合、「下げるキッカケ待ち」という状況になることが少なくありません。
(コピーここまで)
前週末に「勉強できる私の買い付け」 を更新しています。
タイトルは・・・下落トレンドは要注意 ![onpu07[1]](https://blog-imgs-38-origin.fc2.com/3/m/a/3masa/20100429093453463.gif)
明日、更新する予定です。
タイトルは・・・
政府・日銀による為替介入 
&
意表を突くタイミング 
&
即、買い付け 
楽しみにお待ち下さいませ 
「勉強できる私の買い付け」とは
私の取引から勉強していただけると判断したものを、1ヶ月数銘柄(1週間に1銘柄程度)限定で紹介しているブログです。
私からの配信を希望されていらっしゃる方へは、買い付けた当日に「目先の上値と下値予想」「買い付け理由」などをお伝えする他、相場が動き始めると「私の投資法~狙っている銘柄やセクターなど」も全てお伝えしています。ちなみに、上記しています「米国株について」は平日の朝8時頃に配信。(余談)買い付け後の配信なので買いを煽っているように見えるかもしれませんが、売買する銘柄のほとんどが東証1部の主力なので全く影響はありません。
「勉強できる私の買い付け」は
こちら
「配信についての詳しい説明」は
こちら
「 日本株について 」
中国利上げショックと米国株安が日本株にも波及。一気に9350円(189円安)まで下落した後は、安値揉み合いのまま207円安の9331円で前引け。後場は買い戻しが入って下げ幅を縮小させるも、9400円を上値とする値幅の狭い揉み合いに終始しました。
日本株 日中足チャート 

予期せぬ中国の利上げと、米銀への新たな火種で米国株が急落。日本株へも波及する結果になりました。
前日は「複数の連銀総裁による講演および相次ぐ決算発表」これを心配する展開でしたが、中国の利上げというサプライズが飛び出したことで連銀総裁のお話と決算による影響は吹き飛んでしまいました。
ここで、先日に書いていたことをもう一度
(コピーここから)
○相場は投資家のご機嫌をとらない
為替相場では、ドル/円落ち着くもユーロ/円下落。株式相場でも騰がったと思えば下がり、下がったと思えば上がる・・・
方向感の出ない展開に苛立ちを感じる投資家は多くおられるかもしれません。しかし、そんな相場があるからこそ大きく動くわけで、逆に言えば方向感の出ない相場(ボックス相場)がなければ勢いづいた上下もないのです。
相場は投資家のご機嫌をとらず自分勝手に動きますから、「楽しませてもらおう」と考えるのではなく相場の流れに自分の投資を合わせて「楽しめるような環境を作り出す」これが大切だと思っています。
手前味噌になりますが、私は後者です。
(コピーここまで)
157円安と急落したことで、動かない相場に苛立ちを感じる投資家は少なくなったかもしれません。
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 テーマ:株式投資 - ジャンル:株式・投資・マネー
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